小さなラブソング | 続・阿蘇の国のアリス
「見えてきた...日向岬」


宮崎・日向市・日向岬


「二人で夢みてた~、南の海の島~♪」


「私を抱いて、 波打ち際まで、
歩いてゆくのね~♪」


「あなたの耳もとで~、
やさしくささやくの~♪」


「愛してるって...
本当は私から
言ってはいけないの~♪」




「アリス、着いたわよ、
願いが叶うクルスの海」


「また来れたんだね、ここに」


「願い事があるなら、いってごらん」

「たくさん、ある...」


「でも、一番は、
ママのがんを治してほしい」

「私も...アリスの脳腫瘍を治してほしい」


「でも、きっと、神様も、
許してくれるはず♪

だって...あなたが、
だ・い・す・きだから♪」


「もう何処へも行かないで、
私を見つめて、
そばにいたいの、だって...
あなたがだ・い・す・き~♪」


「記念に、世界地図を描きました...」


「もう、来ることはないから...」


門川町に来たら、
地元回転寿司「神田川」。


宮崎では
南の「寿司虎」、
北の「神田川」と
言われているそうなの。

「超、満員...」


「魚の町、門川ならではだね」


「門川ブランド金ハモと、
ひむか本さばと、本アワビと、
活赤貝、石だい、かわはぎ、
ひらめに、まだい...」


「それから...
あげみと、刺身盛りと、
海鮮汁もお願いします!」


「パク、パク」


「パクパク」


「バクバク」


「なるほど...」


「安い!うまい!」


誰もがそうであるように、
アリスもまた、
この広い世界に
無数に散らばっている
石ころの一つでした。

2016年10月、
アリスが倒れて2ヵ月後の日向岬


だけど、ぼくはアリスを見つけました。


天使のように
瞳を輝かせていた彼女が、
ぼくには、キラキラ光る
特別な宝物に見えたのです。

そして、今は、
どこか夢の国から
地球に舞い降りて来たのではないかと
思っています。

ねぇアリス...

きみがいなくなっても、
ブログを書いてもいいかい?

つぎは、
「夢の国のアリス」で
どうだい?

「いなくなったりしないよ、そばにいる」


「がんばれ、ジュジュくん!」