ママは隣で目を開けていて、
僕にささやきました。
「愛してる。ありがとう。」
胸には買ったばかりの
北投石を抱いています。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160925/00/alice-in-aso/38/bd/j/t02200165_1072080413756742064.jpg?caw=800)
「そんなこと知ってる。
僕が愛しているから...。
それに、感謝しているのは、僕の方。
ママもアリスも...
頑張って生きてくれているからね」
僕は答えました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160922/17/alice-in-aso/58/b3/j/t02200165_1072080413754819407.jpg?caw=800)
「今のうちに、
愛してるって言えなくなる前に、
たくさん言っておきたいの」
「朝から悲しいこと、言わないで」
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160922/17/alice-in-aso/d4/75/j/t02200165_1072080413754819408.jpg?caw=800)
そんな会話をした日の午後...。
トクナガ三世が、
我が家の草取りに来ました。
「午後から雨だから、来ても無理だよ」
昨日、あれほどパパが言ったのに...。
案の定、
草取りをはじめて15分で、
雨が落ちてきました。
パパは、トクナガ三世の掌に、
500円玉を握らせると、
帰ってもらいました。
「またね。トクナガ三世」
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160922/23/alice-in-aso/04/73/j/t02200165_1072080413755129077.jpg?caw=800)