幸せを探す旅 | 続・阿蘇の国のアリス
ママが
アンディままさんからいただいた、
サクランボを食べたら、
その日の旅が始まりました。


今日の旅は、
題して、「幸せを探す旅」です。


まあ、旅と言っても、
「風のもり」さんに
ランチに行くだけなんですけど...。


「エイッ!」


「アリスちゃん元気になったじゃない!」


「なってないよ...。
まだフラフラしているもの」


「病院変わったら?」


さて、
どうしてわたしたちが
ここにやって来たかというと、
オーナー夫妻から、
「そろそろ、青い蜂が飛んでくる頃」
だと聞いていたからです。


「パパ、よく食べるね」


その、青い蜂とは、
正式名称をルリモンハナバチと言い、
体長1.5cmくらいで...


地域によっては
絶滅危惧種にも指定されている
珍しい蜂です。


人はその蜂を
「幸せを運ぶ蜂」と呼んでいます。


去年までは、
南阿蘇の
「葉祥明阿蘇高原絵本美術館」
で見ていたのですが、
今年は見られるかどうか
分かりません...。

「いないね...」


あきらめかけた時でした...


それは、
どこからともなく
飛んできました。


今年最初の幸せを運ぶ蜂です。


わたしたちは、
「風のもり」さんまで走って帰り、
カナちゃんたちに伝えました。

「青い蜂を見つけた!」


と、その時です。
突然、大粒の雨が降り出しました。


ママは仕方なく、本を読んで、
雨が止むのを待つことにしました。


夕立が来て、
シャクヤクがうなだれてしまうと
見ていられなくて、
雨が止むのを待って飛んで行き、
一輪一輪、雨水を振り落として
やります。

ターシャー・デューダー


帰りは、遠回りして帰りました。


パパの黒ゴマソフトと、
ママの天然の巣蜜を買うためです。




「あま~い!」


わたしはカナちゃんから貰った、
トウモロコシを食べました。


「あつ~い!」


「幸せな一日だったね」