クリスマスマーケット | 続・阿蘇の国のアリス
12月にくる冬至は、
気持ちの分岐点となります。

なぜなら、
この日から日照時間が
少しづつ延びてくるからです。


2015年、冬至、
私たち温泉チームは、
別府温泉を計画していました。


途中、
「三愛レストハウス」で
牛串を食べたり...


「シェ・タニ」さんで、
クッキーのおうちを
買ってほしいと、
せがんだりしました。






そのせいか、
別府に着いたのは、
もう午後3時を回っていました。





まず、
「鉄輪むし湯」に入ってから...

次に、
「ひょうたん温泉」に
入ることにしました。


「鉄輪むし湯」で、
お梅とフー子は、
アメリカ人に
韓国人と間違われました。

「アンニョンハセヨ?」


「ひょうたん温泉」の瀧湯では、
フー子のきたないおしりに
あたったお湯が、
お梅の口に入ったと、
お梅とフー子は口論になりました。




仲なおりをしたのは、
地獄づくし膳を前に、
乾杯してからでした。


ママは、
地獄蒸し料理を食べながら、
お梅とフー子に
感謝を述べました。
「いつも連れてきてくれて
ありがとう...」

「ぼくたちこそとても楽しいです」


こうして私たちの
今年の別府温泉の旅は、
幕を閉じました。

その日最後に見たのは、
大分駅前の
「クリスマスマーケット」でした。


私たちは、
イルミネーションを
見つめながら、
そこに立ちつくして
しまいました。

「せっかくだから、
ホットワインでも飲もうか?」

まだ帰りたくないパパが呟きました。

しかしそれは、
皆も思っていたことでした。

「さぁ、もう一度乾杯だ」

私たちは足早に、
クリスマスマーケットの会場へと
進んでゆきました。