「太陽」を観て来た。


終戦間近の日本を舞台にした、昭和天皇の物語。

でも、出てくる場面は、天皇の家、会議室、GHQ本部など

ごくごく少ないもので、

昭和天皇を軸にたんたんと物語は進んでいく。


めまいがするような

まるで時間なんてそこにはないような

そんな気がしたのに、

なぜだか焦燥感を覚えた。

上手く言い表せない


監督がロシア人だったからか、

細かいところ、たとえば町並みとかには

リアリティがまったくなかったけど、

それが逆に、話を際立たせていた。



今、2006年を生きている私には

とてつもなく遠く感じる、昔の話に感じた。




強さってなんだろう。


強くなりたいって昔からずっと思っていた。

身体的な強さ、勝負強さ、そういった強さもそうだけど、

それ以上に精神的な面での強さがほしいって思っていた。


それ自体は硬いのだけど、芯を持ったまま曲がることのできる

竹みたいな

しなやかな強さがほしい。


ありのままを受け入れられること

そこから改善を目指せること

当たり前のことを当たり前にこなすこと

許せること

想像力を自制すること

共感できること

相手を思いやること

自分を確立できること


しなやかな人に私はなりたい

シネマアンジェリカ (渋谷)


その部屋には、3枚の絵が飾られていた。

美しい羊飼いの娘と、煙突掃除の青年、

そして、孤独な王の肖像画。


たまたまテレビを見ていたら、

スタジオジブリの高畑勲さんがこの映画を紹介していた。

ジブリの原点とも言える作品だそうである。


興味がわいたので、さっそく見に行った。


印象的だったのは、タイトル通り「王」と「鳥」の対比。

支配者である王の孤独、独善

それに対して、自由の象徴であり、かつ破壊者として描かれる鳥

王国である高層宮殿を支配構造と捉えることで、

下から押し寄せてくる力=革命が見えてくる。

しかし、その革命を扇動したのは、

最も上部にいた(支配階層に属していなかった)鳥であり、

すべてが終わると、がれきの山と考えるロボットだけが残される。


全編を通して、台詞は少ないのだが、

フランス語の響きが映画にぴったりはまっていた。


う~ん、、おもしろかった。