マドリッドから北西５０km、グアダラマ山脈の南斜面に広がる緑豊かな高原地帯の街
El Escorial エル エスコリアルにやってきました
ここはマドリッド市民の別荘が多く、週末は近くでピクニック、
また夏場は避暑地として賑わっています。
この街の見所、この街の名を広めたのは、
サン ロレンソ デ エル エスコリアル修道院
Monasterio de San Lorenzo de el Escorial
フェリペ２世が父カルロス１世の遺言に従って作らせたもので、
１５５７年８月１０日の聖ロレンソの日に
スペイン軍がフランス軍に勝利したことを記念して名付けられたそうです。
１５６３年の着工から２１年で完成。
幅２０７m 奥行き１６１mの壮大な修道院は宮殿や聖堂、霊廊なども兼ねているそうです。
やはりたくさんの人が観光に訪れていました。
世界遺産を一目見ようとマドリッドからの日帰り観光の方も多いそうです。
正面からちらっと中が見えました。
しかし、中に入るには恐ろしい長蛇の列
これは、数時間確定だということであっさり却下してしまった私たち。
装飾的要素を一切排除したシンプルな外観とは裏腹に
中は華麗なつくりだそうです。
中をみたかった方、すいません。
外から庭園を覗いた写真だけになります。
グラナダのアルハンブラ宮殿みたいに庭園ぐらい無料で開放してくれてもいいのに。
内部の写真はこちらを参照してください。図書館とかすごそうですよ。
ということで、近くを散策することになりました。
（タイトルはそして散策、となります）
だいぶ秋らしいすてきなお散歩ルートになっています。
すると、CASITA de PRINCIPE 王子の別荘
なる案内をみつけ、歩くことに。
広大な敷地の道にたたずむご婦人、
私たちが通り過ぎてもなお、たたずんでいらっしゃいました。
別荘らしき門が見えてきました。
誰もおらず、入場料もいらない、そして案の定、建物には入れない。。。
しかし、庭は散策することができました。
アジサイの花って、
咲いたらすぐ枯れて落ちてしまうものかと思っていたけれど、
色あせながらも落ちないで皆、ついてるんですよ。
ある意味、別の趣を感じました。
鯉のいる、変わったオブジェの噴水もあったりと、
他の皆さんもゆったりお散歩を満喫、という感じでした。
本来、スペイン人の休日の過ごし方って
私のようにせわしなく観光するってのはあり得なくて、
皆、ゆったりと近くの山でピクニック、とかしてのんびりするのが主流。
若くても中年でも老人でも皆、仲良く手をつないでいる人が多いです。
修道院の方に戻ってきて、
塀の中を覗くと羊達がたくさんいて、草食べてました。
そこで私たちも休もうと、カフェを探したのですが、
どこも人がたくさん、満員御礼。
ようやく見つけたバルはどうやら観光客向けではなく、
地元、もしくはマドリッドから戻ってきた人達のたまり場らしい。
床にいろいろ、楊枝やらなんかが落ちているのは賑わっている証拠。
私たちは幸い座ることができましたが、基本、立ち飲み。
ここ、ワインがたくさんおいてあるから夜はワインバーかなんかになるのかな。
エスコリアルって観光客目当ての高くてあんまりおいしくない、って店もあるそうなんで
ナイスチョイス。
サラマンカでも食べたポテトフライにトマトソースと目玉焼きがのっているのを食べました。
あとは無難にパタタでアリオリ。
もしエスコリアルにお立ち寄りの際はこちらへ。
皆、たくさん歩いたあとのビールでリフレッシュ
さて、その後どこへ向かったかは次回。
今日は私の好きな焼きそばがきれたので（どれだけ食べてるの！？）
買い出しに。
店からでたら雨ぱらついていてーーー
そのとき聞いていたのはこの曲。
まったくスペインとは関係ないですよ。念のため。
Stop Crying Your Heart Out
映画の主題歌に使われているんですが、
映画は暗めかな。。。（京都で１週間しかやってなかった）
映画からの教訓は
「１人の人生は他と複雑にからまりあっている（映画は修正しようとしてどつぼにはまる）」
supergrass moving
そして、もう１曲。
これも銀座か日比谷でスゴく短期間しかやってなかった映画の主題歌になっていたな。
結構、古いのばかり聞いているんですが、これは歌詞が好きなんで。
これを聞くたびに「動き続けるしかねぇなぁ」と思うわけです。
それでは、今回も最後までおつきあい、どうもありがとうございました。
