400ページ超えのハードカバー…
1日で、読んでしまった…。
我ながら、驚きだ…。
『明日の子供たち』有川浩
読書家だなんて、言ったけど、ほぼ80%は、この人の作品しか読んでない…(笑)
児童養護施設を舞台に
繰り広げられるドラマティック長篇
いつもそうだけど、この人の作品には、完全な悪が、ほとんど出てこない。
それに近い対象があるとしたら、きっと『偏見』なのかなって、思った。それは、読んでいる自分も含めて。そして、それが、ことごとく砕かれる。その砕かれることの心地良さ。
偽善者という、よく聞きなれた言葉が、作中も使われてたけど、俺もまさにそれだった。しかも、自分が思う偽善者とは違った解釈での、それだった。
おれは詳しく知らない人間だったから、読んで価値観をひっくり返された。
これ、ドラマ化してほしいなぁ。
ドラマ化する頃、芝居上手くなってたい。
新刊で、手を出した甲斐あった。オススメの一冊です。