気候変動のインパクト（中南アメリカ）
その１：雪と氷、河と湖、洪水・干ばつ
◍アンデスの氷河の縮小：確信度/高原因/主として気候変動
◍アマゾン河の極端な大量流れの増加：確信度/中原因/気候変動
　　◍西アンデスの河川の異常大量流れの増加：確信度/中原因/気候変動他が主因
　　◍ラプラタ河支流の水流増加が土地利用の変化を上回っている。：確信度/高原因/気候変動が主因

その２：樹木ｴｺｼｽﾃﾑ
　◍アマゾン流域で樹木の大量死と森林火災が増加している。：確信度/中原因/気候変動が主
◍アマゾン流域で熱帯雨林の劣化と後退があり、他の地区とに差がある。：確信度/低原因/気候変動

その３：海岸線の浸食と漁獲の変化
　◍西カリブ海でのサンゴ礁の白色化は環境汚染と物理的な混乱の効果を超えて進行している。：　　　確信度/高原因/気候変動が主な要因
◍南米北海岸のマングローブの劣化は環境汚染と土地利用変更の効果による劣化を超えている。：　確信度/低原因/気候変動が主な要因

その４：食糧生産/生活
◍一番の危険はボリビアのAymara族の存続の危機である。水不足がものすごい社会的・経済的ストレスを与えている。：確信度/中原因/気候変動
◍南米の南地区では技術は未熟であるけれど、農業収穫は増加し、農地も広がっているが温暖化の効果である。：確信度/低原因/気候変動が主因である。

【Yoshiのつぶやき】
かねてアマゾン河流域の熱帯雨林は、地球の酸素の供給所とされてきた。しかしここへきて様子が少し変わってきた。

アマゾンが荒れている

(アマゾンが消えていく：http://greenz.jp/2009/06/23より)
米環境情報メディア「EcoWorldly」が英政府系気象研究機関「UK Met Office」の見解として、「40%以上のアマゾンの熱帯雨林が消えていく」と言っている。
原因は、地球温暖化の影響もあるが、世界的な食肉消費の増加によるものらしい。森林を牧草に変え牛を飼って金を稼ぐ話だ。

Aymaraはボリビアの少数民族だ。アンデス200万人いるという。ボリビアの国際空港ラパスは標高4,080mに位置する。20年以上も前にボリビアを訪ねた時、空港から見える山々は全て7,000mを超え、真っ白な頂が印象的であったが、今Aymara族が水不足で民族絶滅に瀕している話だ。いつも大きく傷つくのは少数民族だ。

ボリビアの話だ