彼女にカチンときて、
決定的な言葉を言うまでに、ジワジワと『ホントその男嫌いー、いい加減にしなよー』など呆れながらも訊いていたもぐら。
それが彼女を甘やかしていたのかもしれない。
『きーてくれる?一緒に考えてくれるぅ?』
『もう、なんなの?なにがあったの?』
結局訊いてあげてたんだ。
で、
『もうやめなぁ!』
エンドレス。。。
イヤだイヤだも好きのうち…
彼女の中にはそんな、図式が出来上がっていたのかもしれない。
彼女は、結構ミーハーで好奇心大勢なタイプだから。そうゆう人だけど。
もぐらが、まさか、『ム リ』までのカウントダウンに入ってるなんて、考えもしなかったんだ。
あたしは、待ってた。
見切りをつける彼女を。
その時は、寄り添い、思いっきり忘れられるよう側にいてあげようって思ってた。
そう、何かあったら飛んでいく。
そういう仲だから。
我慢の限界になってきてたもぐらに、ある出来事が起こった。
もぐらは、随分久しぶりに会う友達とランチをし、次男と年の近い子どもがいるその子に、
使わなくなったオモチャや、おさがりを整理してあげて、家でゆっくりお茶していた。
夕方までゆっくりしたら、一緒に夕飯の買い物に行こうと誘った。
その友達も、彼女とは学生の頃からの分かりあった仲。でも、お互いなかなか会えず、もぐらを通して近況を知り合った。
そのどーしよーもない男のこともその日、話題にあがった。
友達も『そんな人、さっさと別れればいいのに。』って怒ってた。
そこに、間が悪く彼女からもぐらの携帯に掛かってきた。
『もしもし、どうしたの?』
『バッテリーが上がっちゃったの!!
どこどこに居るから今からきてくれないかな?』
『え?この時間になんでそんなトコにいるの?』
『…え……急いでるんだけど(困』
確か休みだったらしく。
休みの日は彼女は夕方近くまでいつも寝ている。
寝起きで慌てて何処へ?
『急いでるって、どっか行くの?』
彼女は、バッテリーをあげてしまうことが度々あって、酷い時は深夜に起こされて飛んでいったりもしたことがある。
その時は祖父母を送ってる最中だったので、
年寄り二人乗せて立ち往生だったから、
気の毒で行ってあげたっけ。
また、ある時は自宅で忙しい出勤前とか(爆)ヤレヤレ(笑)
もぐらの質問に彼女は何だか歯切れの悪い返事をしてきた。
『んー、これから彼と(デート)お出掛けするの。んで、待ち合わせてるから、時間迫っちゃってて、急いで来て欲しいんだけど。』
もぐら…『……………』
遊んでいた友人は
『そんなの、行ってやることないよ!』
確かに、その子と『これから買い物に』って車に乗り込んだときだった。
久しぶりの時間。
『…え?○○(男)とデートに遅れるから、急いで来てって?…
…あたしも、今は○○(友達)久しぶりに会ってるからさ…
それに、そいつの為に、動くってないわ。
今ここにいる友達より優先してまでも行ってあげたくない…
悪いけど、他当たってくんない?…』
『…わかった。ごめん。』
そんなで、断った。
このあたしが。
でも、一緒にいた友達はもっと怒ってた。
『そんなんで、都合良くもぐらが呼ばれるのおかしい。
自分が諦めればいいことじゃん。行くことないよ!!』
モヤっとしたけど、その言葉で
『そーだよねぇ』
なんか、スッキリした。
応援なんてしたくない。
嫌いなヤツのことを。
いつまでも、ズルズルしてる苛立ちがもぐらの中あった。
彼女からすれば、来てくれるって思ってたと思う。
文句いいながらも、やってあげちゃってたもぐらだから。
イヤだイヤだって、言っててもやってくれるよね?
そう、思われてたはずだから。
それを、一蹴りして、何かきまずかったけど、
友達の言葉でスカッとなった。
この件を切っ掛けに、彼女の恋愛相談の件はキッパリと言おうって。
もぐらの中で、決心した。
例え、これで、気まずくなって距離が空こうと。
寧ろ、必要なことだ。
頭、冷して。
そう願った。
続く