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西暦20××年。世界各地で大地震が発生。大地の裂け目からは、

謎の致死光「アースライト」が照射され、世界中の地形層・生態系・

気候が激変!人類の半数が死滅した。
後世「レベルレッド」と呼ばれることになる未曾有の大災害であった・・・


震源地とみられる日本の首都東京には奇怪な形状をした巨大な塔が

深深度地下から出現。塔から噴出される瘴気は毒雨となり、日本全国に降り注ぎ、塔の周囲を取り囲み微速回転する超古代文字照射が廃都東京を不気味に照らし出していた。


その後、国連はこの世界的大災害の原因究明の為、探索/調査チーム
「リンボ・クルセイダー」を編成し日本に派遣した。
調査結果は隊員の過半数が死亡という惨憺たるものであったが
進入時の通信ログにより、驚愕の事実が判明する。ログ内容は、
塔内部には人類の科学を超越したオーバーテクノロジーの産物
(アーティファクト)が凶悪なセキュリティシステムや、

モンスターに守られ眠っている。というものであった。


調査隊の事実上の全滅と塔の危険性を重く見た国連は、
連合統治軍を拠点配置。塔を厳重管理し、日本を

第一級国際危険地域として封印した。
以後、日本は「神不在の土地:earth of God's absence」
謎の塔は「bad Instance Artifact Symbol:BIAS」と命名され、
その存在自体がタブーとされる禁忌の国となった。


神に見捨てられ、歴史上からも抹消された呪われた土地・・・

日本は忌むべき地として人々の記憶から消えていくはずであった。

しかし!人間の欲望と、その飽くなき野心は、神無き地においても

消え去ることはなかった。


レベルレッド以降も多発する余震やアースライトによるバイオハザード。

これらを収束させるためには、災害の原因であるBIASの機能を解析し、その機能を停止させなければならない。


強行手段として外壁攻撃による破壊が考えられるが、未知の金属で作られたと思われる外壁は、通常の攻撃を寄せ付けず、仮に破壊が可能であったとしても破壊後、新たな天変地異が起きる可能性もある為、連合統治軍は、その扱いに手をこまねいていた。


そこで、各国の首脳陣は一つの共同プロジェクトを計画する。
差し当たって、BIASを外部から「封印」してしまい、外部へ塔内部の危険が漏れ出さぬよう監視。その上で、BIAS内部の化け物やセキュリティの攻略に賞金をかけたのだ。


しかも、「BIAS最深部に進入し、見事BIASの機能を停止させた者には、
一生かかっても使い切れない程の報奨金を出す」と確約した。

もちろんその計画の裏側にはアーティファクト入手に関する国家規模での競合原理が存在していたのは言うまでもない・・・。


こうやってお膳立てをしておけば、あとは勝手に、賞金稼ぎどもがBIASに進入し、その機能を抑止してくれるであろう。

首尾よくBIASの機能が停止され、内部に巣食う化け物や凶悪なセキュリティシステムさえ無くなればアーティファクトの奪取も簡単に行える。

……そう言う思惑だった。

仮に失敗しても、各国の政府は何も損はしない。まさに妙案である。


程なく、連合統治軍の思惑通り、大災害から生き延びた人々や、一攫千金を狙い密入国してきたならず者共がBIAS周辺に集まってきた。
かつて「東京」と呼ばれた街は、かくして、命知らずの賞金稼ぎの溜まり場、「ビーストシティ」として生まれ変わり、彼ら、賞金稼ぎ達は金のために、あるいは己の力を試すために、今日もBIASの闇へ挑んで行く……

そして・・・今・・・。

新たな伝説が創られる!!


THE SCREAMER Returns!

to be continued・・・