こんにちは、ナチュレ店長のシロクマです。
私は昨年秋で55歳になりました。同い年の有名人には松任谷由実、石田純一、古舘伊知郎、ジャッキー・チェン、カルロス・ゴーン（順不同・敬称略）などがいます。視力1.5が自慢だったのに、40代半ばごろに老眼鏡なしで本が読めなくなったことがとてもショックでした。
お恥ずかしいことに、子どもの精神年齢のまま中高年になってしまいましたが、両親とも健在でひとつ屋根の下に同居していて、毎日言葉を交わせる環境にあることはひとつの親孝行だと思っています。
さて、今回は人間が長生きすることについて少し考えたいと思います。
女性が86歳、男性が79歳。
これは2008年に厚生労働省が発表した 日本人の平均寿命 です。
なんと、女性は24年連続世界一 だそうです。（２位：香港、３位：フランス）
男性は２位の座をスイスに奪われて４位。１位はアイスランド、３位にはまた香港が入っています。
でも、この平均寿命には 平均7年も寝たきり状態の期間を含む という辛い現実があるんです。
女性は平均78歳から、男性は平均73歳から、人生の10分の1にも及ぶ長い時間を、誰かのお世話になりながら病床で過ごしているのです。これは、『がん・心臓病・脳卒中』という３大疾病の治療成績が向上した結果の裏返しで、元気で毎日を過ごせる 健康寿命 は今後も短くなる傾向にあるそうです。
こうなると、長生きすることは必ずしも幸福な事とは言えなくなってきますね・・・。
世界保健機関(WHO)が定めた健康の定義によると、健康とは、単に病気あるいは虚弱でないというだけでなく、身体的・精神的・社会的に完全に良好な状態 であること。とされています。確かに、このすべてが揃えば、完全な幸福が得られるのでしょう。私たちは皆、幸福を求めて生きています。生まれた時代背景や地域の社会情勢などによって大きく変わってしまう社会的な健康は、個人の力の及ばないことかも知れませんが、身体的・精神的な健康はそれぞれの心がけで良好な状態に近づけることは可能です。
健康寿命を延ばすためには、
(１)カロリーコントロール
(２)適度な運動
(３)前向きな考え方 が不可欠だといわれています。
特に、前向きな考え方のために大切なことは、質のよい睡眠 です。
たとえば、江戸っ子気質を表わすこんな台詞があります。
「ろくな晩じゃねえや。寝ちまえ、寝ちまえ。寝て起きりゃ別の日だ。」
前向きな考え方は理屈じゃないんですね～。論理的に考えることがなかなかできないような時でも、グチグチ考えるのをやめてぐっすり寝てしまえば、なんであんなつまらないことで悩んでいたんだろう？
って思える次の日が来る。まあ、そうとばかりは限りませんが、少なくともよく眠って次の日になれば、
いくらかは気持ちの切り替えもできようというもの。これは確かですね。