イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6

イメージ 7

イメージ 8

インドネシア最大の観光地と言われるジョグジャに行って来ました。
ジョグジャとはジョグジャカルタの愛称で、現地人は略してこう呼ぶ。

「ジョグジャ」=戦争のない
「カルタ」=平和な
こんな名前の由来があるらしい。
つまり、ジョグジャカルタとは「戦争のない平和な町でありますように」という願いが込められている。

ジョグジャには昔からの王宮が残り、日本で言えば京都に位置付けられる。
一方で、近代化が進み商業の中心地となっているジャカルタは東京と言ったところ。


【その1 ke Yogyakarta (ジョグジャへ)】

土曜日の早朝、3時半に目覚める。
ジャカルタ、スカルノハッタ空港からの飛行機は6時発だ。

眠たい目をこすりながら、着替える。

待ちに待った、ボロブドゥールに逢える日が来た。
今回は飛行機での移動となる為、いつもの様に物売り兄ちゃんではなく、
現地の旅行代理店に日帰り観光ツアーを申し込んだ。
さてさて、どんな旅行になる事やら。

飛行機に乗ることジャスト1時間、同じジャワ島内にあるジョグジャには
あっと言う間に到着した。

その地に降り立って、最初に目に飛び込んで来たのは巨大な火山。(写真 
空はこの上なく青い。最高の天気だ。


【その2 車内ジョグジャ講座】

空港を出ると、旅行会社のガイドさんが待っていた。
日本語が達者な30歳前後の女性だった。今回のツアーは私一人だと言う。
車に乗り込み、一つ目の目的地ボロブドゥールに向かう事となった。

このジョグジャは3つの言葉で表される。
 (火の町
 学生の町
 0造い猟

まず一番の関心事、この桜島みたいに登頂から煙がモクモク出ている火山について聞いてみた。
これはムラビ山という名前の活火山で、4年に一度噴火するらしい。
その噴火で1976年には3千人が死んでしまったとか。
ボロブドゥールも1814年にイギリス人に発見されるまでは火山灰に埋もれていたらしい。

この山はあたかも、俺はこの町の象徴だと主張するかの様に、どこに移動しても
見る事が出来た。

2つ目の「学生の町」。ジョグジャには150以上もの学校がある。
さらにはアジアを代表するガジャマラ大学があり、その入学試験の難易度は日本の東大に匹敵するのだとか。
インドネシアの一般的なサラリーマンの平均月給は日本円で4万円程度だが、大学を出れば
やはりそれ以上になるらしい。

3つ目の「安いの町」は、日本語の語法がなんだかおかしい気がするが、ガイドさんの言葉を
そのまま借用している。
とにかくモノが安く、多くの人が各地から買い物目当てにこの地を訪れるらしい。

それにしても、この町は全体的にのんびりとした雰囲気が漂っており、
どことなく古き良き時代の日本の田舎町を思わせるようだ。
ちょうど日本では「Priceless」をキャッチコピーに、マスターカードが
インドネシアを観光する夫婦のCMを流しているが、まさにこの町の雰囲気がソレだ。
癒しの空気が全体に漂っている。

ガイドさんとのマンツーマンでのジョグジャ講習も佳境に入って来た頃、
目の前にはとてつもなく巨大で美しい遺跡が現れた。
ボロブドゥールだ。


【その3 世界文化遺産 ボロブドゥール】

インドで生まれた仏教。
大昔、それは遥かインド洋を超え、この南国の島国インドネシアに大乗仏教として伝播した。
ボロブドゥールはその大乗仏教の象徴的な建築物であり、
一方でこの遺跡の本当の目的は未だに明らかになっていない。
8~9世紀頃、日本では奈良時代の頃に建築されたと推測されているが、
イギリスの総督ラッフルズに火山灰の中から発見されるまで1000年以上もの間、
歴史の表舞台から姿を消していた。
ここまで巨大な建物が何故、そんな長い間、人々から忘れられていたのか?謎である。
ヒンドゥー教が10世紀終わりにインドネシアを覆ったせいであろうか。

ちなみに最近の研究で、ボロブドゥールとは「丘の上に建つ僧房」という意味だと解読されている。
(写真◆

発見された時は、バラバラの状態で、1973年から1983年に渡ってユネスコ基金により
大幅な修復作業が施され、現在の姿を復元させたらしい。
その修復作業は日本の鹿島建設が実施したとか。

実はこの遺跡は毎日多くの観光客が訪れる為、その重みで年に1.5センチずつ沈んでいる。
大丈夫か!?

建物は10層から成り、1~4層は煩悩の世界。5~7層は煩悩からの解脱。
8~10層は天界となっている。
上に昇るほど、天界に近づくといったイメージだ。(写真)

私はまず下の層から壁に施されたレリーフを眺める。(写真ぁ
ここには仏教にまつわる物語が描かれており、時計回りに回廊をまわると
順番通りに話を物語を見る事が出来る。

ブッダはこの世に生を受け、東に7歩あるき天を指差し
「天上天下唯我独尊」と言ったという。その辺の話もレリーフに描かれている。

私は中学・高校時代に仏教学校に通っていた為、興味がある分野だ。
この辺りは故手塚治氏の「ブッダ」という漫画を読むと興味のない方でも
すんなり仏教の世界観を感じる事が出来るので、機会があればお試しあれ。

見ると多くの仏像に首から上がない。
ガイドさんに聞くと、昔、オランダ人達がその統治時代に母国に記念品として
持ち帰ったのだと言う。とんでもない話だ・・・

階段を登り、上層部へ近付く。ストゥーパと呼ばれる仏像が林立する天界に来た。(写真ァ
なんだが、本当に人間界から煩悩を断ち切りこの仏の世界に入った錯覚に陥る。

最上部を「ほほう。こりゃ、見事」と思いながら歩いていると
修学旅行生だろうか、高校生くらいの女の子達7,8人に
一緒に写真をとって欲しいとせがまれる。日本人が珍しいのだろうか。
「OK!」と軽く言うと、全員が私の周りにあつまり、両腕をガッシリ組まれる。
この写真はちょっとデレデレしすぎなので掲載はよしておく・・・
(いかん、いかん。煩悩を断ち切られねば)
なにかメモを差し出されたが、異国の地でナンパな事は辞めておいた(笑)

ところで、こちらの仏教に従事する人々は非常に厳しい戒律を守っている。
酒は飲むし、金もうけはする。日本のお坊さんは「なまぐさボウズ」として
揶揄されているとか。

ここからも遠くにムラビ山を望む事が出来た。
千年以上も前も、修行僧達は、私と同じ光景を見ていたのだろう。
ここはまだ近代化の波は押し寄せていない。


【その4 クラトン(王宮)】

次に向かったのは今でも王様がいるという由緒ある王宮だ。

道中、買い物の寄り道をした。
このジョグジャは銀細工とジャワサラサと呼ばれる独特の手法で作られた繊維が世界的に有名だ。
特に銀細工で言うと、オリンピックの銀メダルもここで作られている。

ジャワサラサで作られた絵画はなかなか見事だったので、これだと思ったものは何点か買っておいた。

さてさてクラトンに着いて、ガイドさんから王宮内の案内人を紹介される。
「谷村新司です!!」 あはは、確かに似てる。日本語もお上手だ。

今、この王宮には10代目の王様が住んでいる。
ご存知の通り、インドネシアは大統領制を布いているので、日本の天皇と同じで
王様は国の象徴としての役割を担っている。また同時にジョグジャカルタの知事でもあるという。
つまり、ジョグジャに関してだけは、知事選出は選挙でなく、王様が戴冠と供に就任するのだ。

ちなみに、大統領というキーワードで出て来たが、こちらの人々もデビィ夫人
(スカルノ元大統領第4夫人)にはあまりいい印象をしていない。
デビィ夫人ネタはこの国では少し使える。

まだ現に王様が住んでいる王宮といえど、中には多くの展示物が見学用に飾られていた。
写真をパシャパシャ撮っていると、今度は3人組の女の子達から
一緒に2ショットを撮って欲しいと言われる。
もう、この町に住もうかな。えへへ・・


【その5 世界文化遺跡 プランバナン】

王宮の見学が終わり、昼食をとる事になった。
オープンテラスになっていて、ゆったりとジョグジャの町を見ながらインドネシア料理を
ご馳走になる。
一人っきりで、落ち着く。日本じゃもうこんな環境ないなぁ

子供の頃、夏休みに田舎の祖母の家に遊びに行ってのんびり夏を過ごした。
そんな感覚を彷彿させるようだ。

次に向かったのは本日最後の見学地となるプランバナン寺院だ。
午前中に行ったボロブドゥール寺院がアジアで最大級の仏教建築物ならば、
こちらプランバナン寺院はアジア最大級のヒンドゥー教建築物だ。
10世紀~11世紀、日本の鎌倉時代の頃に建てられた。

ジョグジャは世界的に有名なこの2つの遺跡を持つ。
これらは、仏教⇒ヒンドゥー教⇒イスラム教と変遷して行った、この国の宗教の
歴史を感じ取れる材料でもある。

プランバナン寺院もやはりその荘厳さと緻密さに驚かされる見事な建物だった。(写真ΝА
中には多くの寺があるが、中でも目を引くのが6つの寺である。
ヒンドゥー教には3人の神様がいる。
 世界を壊す シバ神
 世界を造る バラモン神
 世界を守る ビスモ神
そして、それぞれの神の乗り物、牛、白鳥、ガルーダ(鷲)。
それら6つが祭られてある寺が特に巨大だ。(写真─
残念ながら、バラモン神とビスモ神の乗り物の像は今は盗まれて、見る事は出来なかった。

シバ神の寺の中にはシバ神の息子のガレージアの像もあった。
これは鼻の長い象の顔に人間の体をした学問の神様だ。
ちびまる子ちゃんの世界に出てくる様な神様だが、この神様の鼻にさわり
自分の頭を撫でると頭が良くなるという謂れがあるそうで、私もしっかりおまじないをして来た。

丁度、全ての神様の見学が終わると、雨が降り出した。
朝からカラッとした天気だったのが嘘のようだ。
もう見学は終わりだよ、ってジョグジャの町が言っているようである。

今日は天気の神様も味方してくれた。


【その6 Yogyakarta bagus!!】

全ての観光地を周り、ツアーは終了した。
お土産もたくさん買ったし、天気も良かったし、一日のうちに世界文化遺産を2つも見れたし
最高の一日だった。

ところで、この日、ガイドさん含めて3人から、私はこちらの国で有名な
アレクサンダーと言う名の映画俳優にそっくりだと言われた。
遂に顔までインドネシア化して来たか・・・

ジャカルタに帰ってから、初対面の現地人には冗談で
「nama saya Alexandor! (私の名前はアレクサンダーです。)」と言ったりしている。
これは結構ウケている。

今回はここまで。バイバイ。




<<写真の説明>>
.爛薀啝魁 ̄譴モクモク
▲椒蹈屮疋ァ璽觧璉  ̄鵑から
ボロブドゥール寺院 正面から
ぅ椒蹈屮疋ァ璽觧璉 (匹離譽蝓璽
ゥ椒蹈屮疋ァ璽觧璉 .好肇ァ璽
Ε廛薀鵐丱淵鷸璉  ̄鵑から
Д廛薀鵐丱淵鷸璉 ゞ瓩から
┘廛薀鵐丱淵鷸璉 .轡仗世了