久々のブログ更新。


登録販売者になるべく勉強の日々です。

薬局に勤めているので勉強会に参加できています。

自分のためですが勉強会の内容を書き留めていきたいと思います。


今日は小野薬品さんによるリバスタッチパッチの勉強会でした。

リバスタッチパッチはアルツハイマー型認知症の進行を抑制する貼り薬です。

脳の情報を伝える神経細胞はそのつなぎ目(シナプス)において情報を伝えるために様々な物質が飛び交っています。

そのなかにアセチルコリンという物質があり、アセチルコリンを使って情報伝達を行う神経細胞をコリン作動性ニューロンと呼びます。脳内にはアセチルコリン分解酵素が存在し、過剰な情報の伝達を阻害しています。


情報 →---<・・・ >--- →情報
情報 →---< ・  >--- → 
情報 →---<・ ・ >--- →情報
情報 →---< ・  >--- →
情報 →---<・・  >--- →情報


アルツハイマーにかかるとこのコリン作動性ニューロンが極端に減少することが知られており、これがアルツハイマーの記憶力減少に関与していると考えられています。


情報 →---<・・  >--- →情報
情報 →      >--- →   (←情報の非伝達)
情報 →---<・ ・ >--- →情* (←情報の欠損)
情報 →---< ・  >--- →*報 
情報 →---< ・・    →  


脳内のアセチルコリンの分解酵素の働きを抑えることにより脳内アセチルコリン量を増加させ、神経の情報伝達を促進することで、


情報 →---<・・・ >--- →情報
情報 →      >--- → 
情報 →---<・・・ >--- →情報  
情報 →---<・・・ >--- →情報 
情報 →---<・・・    → 


記憶障害(物忘れ)、見当識障害(時間や場所の認識の問題)、判断ができにくくなるなどの認知症の症状進行を遅らせます。アルツハイマー型認知症の症状の進行抑制に用いられるお薬です。

飲み薬ではなく貼り薬にすることで、体内での成分濃度を安定させて副作用を軽減させ、また飲み忘れ等も防ぐことになるため介護者の方にも扱いやすいものになっているそうです。