妊娠しても、赤ちゃんが無事に産まれてくるまで、何があるか分からない、

というのは、恥ずかしながら妊娠してから初めて知った事実でした。

 

流産や死産というのは、もはや他人事ではなく、

現に私の知人にも経験者が少なくありません。

そういった事実は、周りの人には伏せておくことが多く、

ましてや子供がいない人や不妊治療中の人には余計に言いづらいものなのではないでしょうか。

そのせいか、1人目を出産した後に、経験者から事実を打ち明けられることが多くなりました。

 


今日は、私の2人目妊娠時に職場で起こった出来事から、妊娠中の女性に対する職場での配慮について書いていきたいと思います。


2人目妊娠時は、様々な方から、妊娠してから出産までの大変だった事実(流産、死産、切迫早産、帝王切開等)を聞いていたこと、また妊娠が分かった時は40歳を超えていたこともあり、安定期に入るまでは気が気ではありませんでした。

 

1人目同様に悪阻がかなり酷かったので、上司には胎嚢が確認された後すぐに妊娠報告をしました。

ただ、部内のメンバーには安定期に入るまで告げないで欲しいと伝えました。

しかし、ちょうど人事異動の検討に入る時期だったこともあり、私の補充人員を入れる打診が必要なので、ごく少数の人事権のある人にだけは伝えたいと上司から言われました。

その頃部の業績が悪く、メンバーが疲弊していた時期だったので、そんな中数か月後に戦線離脱することに後ろめたさを感じていたこともあり、申し出を拒否することはできませんでした。

 

しかし、それから約1ヶ月後(妊娠10週頃)、部下から

「もうすぐ産休に入るんですよね」と突然聞かれ・・・唖然。。

産休に入る時期も全く違うし、それよりもなぜ一部の管理職しか知らない事実を部下が

知っているのか・・・。

安定期まで1ヶ月以上あり、この先まだ何があるか分からない、という不安な日々を過ごしていたので、このままだと間違った事実が広まってしまい、さらにもし何かあったら・・・と

半ば思考が錯乱状態に。

 

上司にすぐに報告し、情報経路を確認してもらったところ、

かなり高い地位にいる方が、軽い気持ちで私の部下を含む数名にしゃべっていたことが発覚。

後からその方から

「お腹が出てくるから皆知ってると思ってたよ~。あれ、だけどまだ全然出てないな」

というお言葉が・・・。

 

いやいや見た目にお腹が出ていることが分かるのは個人差はあれど10週目はないでしょ・・・。


ただ、よく考えるとその方が子供を授かった頃はまだまだ職場に妊娠している女性がいなかった時代。さらに、残業が当たり前の時代で自分の奥さんが妊娠している時期に、いつお腹が大きくなってくるかなんて確認できていなかったのだろう、、と思い至りました。

そうではなくても、男性は女性の妊娠後の体の変化などほとんど知らないに等しいのかもしれません。

 

ただ、今はこれだけ女性が働いている時代。

少なくとも女性部下を持つ管理職という立場にある人は

女性の妊活、妊娠に対しての正しい認識を持ち、

女性のデリケートな心のケアにも気を配っていく必要があるのではないか、とその時強く思いました。

私は結果として無事に出産に至りましたが、多くの方に妊娠の事実を知られてしまった後で

もし無事に出産ができていなかったら・・・と思うと・・・。

 

流産、死産をする人は働く女性の4人に1人という調査結果があるそうです。

当事者だけでなく、女性が働く職場にいる方にとってはもはや無縁ではいられない事実ではないでしょうか。

にもかかわらず、その後の職場復帰をどうサポートし、職場でどうコミュニケーションをとるべきか、などの議論はほとんどされていないという実態もあるそうです。


以下の記事では、当事者のリアルな声と共に働く女性の流産、死産について取り上げています。

https://umumedia.jp/2020/05/15/realvoice/

女性を同僚や部下にもつ管理職の方などに広く知って欲しい事実が書かれています。

 

ダイバーシティーが問われる時代。 正しく知り、理解し、対応する、ということがますます必要になってくることを痛感します。