今回は寄生獣セイの格率21話の感想です。
といっても、広川の演説の所だけですが・・・
21話はパラサイトの掃討戦でパラサイトがズバズバ殺される所から始まります。
特殊部隊に追い詰められた広川が議事堂で演説っぽいものを話します。
引用しました。 広川:今回は君たちの勝利と言って良いだろう。こと、殺しに関しては地
球上で人間の右に出る者はない。しかし君たちが今、手にしている
道具はもっと別の・・・さらに重要な目的の為に使わねばならん。
生物界のバランスを守る為にね。それこそが・・・君達の本来の仕
事・・・つまり、間引きだよ。
もうしばらくしたら人間全体が気付くはずだ。人間の数を直ぐにも
減らさねばならんということに・・・殺人よりも、ゴミの垂れ流し
の方が遙かに重罪だということに。そして我々という存在の重要さ
に気づき保護さえするようになるはずだ。
地球上の誰かがふと思ったのだ・・・皆の命を守らねば、と・・・
警官:何様のつもりだ!この化け物!
広川:ふん。だから、人間どもは好きになれん。最後に開き直るのなら初
めから飾らねばよい。環境保護も全ては人間を目安とした歪なもの
ばかりだ。何故それを認めようとはせん。人間一種の繁栄よりも生
物全体を考える。そうしてこそ万物の霊長だ!
正義のためとほざく貴様ら人間!これ以上の正義が何処にあるか?
人間に寄生し生物全体のバランスを保つ役割を担う我々から比べれ
ば、人間どもこそ地球を蝕む寄生虫!・・・いや、寄生獣か?
ここからは私の感想です。 要するに自分たちがこの地球に寄生する寄生獣だということでしょう。
これには私も共感で来るところがあります。自分たちの利益のためだけに他の生物の命を軽視し、自然を破壊し続け、まるで自分たち以外の動植物はどうでもいいような扱いをして、まるで情けのように環境保護を謳う・・・私も自然を潰して作ったものの中で生活をしているので偉そうなことなど言えません。(それではただの意識高い系でしかありませんからw)
自分たちの食卓にならぶ料理は皆自然界にあったものです。
広川も言っていた通り生態系のバランスを守ることが重要だと私は思います。 このまま自然を破壊する為に振り上げた両刃刀がいつか「諸刃の剣」となって自分たちの背を刺してしまう時か来るやもしれぬと思うと随分寂い気持ちになります。
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