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 幼い頃からの趣味、でいうのなら。

 読書……は、図書館を利用すればかからないけれど、どうしても手元に置きたい(しかもデジタルよりはアナログで、頁をめくって読むのが好き)タイプなので、新しい本を~と思うと、保管する棚等も含めそれなりにお金はかかる。

文章を書くことにかけては、最近は手書きよりももっぱらキーボードで打つ方が多いので、これは(電気料云々まで言わなければ)初期投資くらい。
その初期投資も、もう二桁単位ともなれば充分元はとっている気がしなくもない。


 今現在で『趣味』というのなら、手芸(お裁縫以外)が一番割合を占めているけれど。

 これはもう、ピンキリとはいえど材料費はしっかりかかる。
 安い材料を狙えないこともないけれど、手芸工芸系は『安かろう悪かろう』な素材も多いので、あまりに安価な材料には、やっぱり手を出す気になれない。
(それでも年にいっぺんくらいは、とても安~いレース糸を買って失敗したり、ということがある)


 これを独学でやるとするならば。

 習得手段は、技法書、ネット(最近はこれがすごいと思う)…とあるけれど。
 技法書を買った場合には、文庫本や新書とは比べ物にならない出費が待っている。

 材料そのものだけでなく、ツール(道具類)にもある程度の出費が。
 もっともこれは、材料ほどは頻繁に買い足したりしなくていいことも多いけれど、代わりに初期投資はそれなりに。


 更に、この趣味(少なくとも、現段階では『趣味』である)の為に、いわゆる『お教室』に通おうとすれば……これはもうモノにもよるけれど、スポーツクラブへ定期的に通うより、懐が痛む場合もあったりする。まぁ私の場合でいえば、そこまで自分にかけてもいられないので、出来る範囲で……で、マイペースに楽しんでいるつもりだが。

 それでも人によっては『え~~~』になるのかも知れない。



 しかし。

 趣味でスポーツクラブに通う人が『体力づくり』等を目的としたりするように。
 私の場合は『知らなかったことを知りたい』 『技術を身につけたい』という思いもあって。

 出費しただけの『何か』が自分の中に残るのならば。
 それは、決して自分が生きていく上で、無駄にはなっていないと思うので。

 お金がかかる『趣味』ではあるけれど、かけてもやりたい――と思えるようなものなら、かかってもいいのかな、と考えている。まぁ勿論、無理の無い範囲で……が大前提だけど、ね。