よく訪れるショッピングセンターにて、長男の秋冬モノ衣類を見繕っていたのだけれど、子供の衣類の分厚さに(毎年のことながら)ビックリ。




 よその子がどうかは知らないが、うちの子供たちは二人とも暑がりで、夏場など外で少し遊ぼうものなら、思わず『どこかでシャワーでも浴びてきたの?!』と問いかけてしまいたくなるような程、大量の汗をかいてくれる。

 当然、涼しくなってきたからといって、その体質がホイホイ変わるわけもなく、涼しく…が寒くに変わりつつある今日この頃でも、相変わらず走り回ればすぐ汗だくに。



 そんな子供たちを抱える我が家が、年々頭を悩ませているのが、秋冬モノの衣類選び。

 薄手のトレーナーでもあれば…と思い、探しても目につくのは裏起毛やらフリース素材。

 パンツはといえば、これまた『ふかふか』だの『ホット』だのと、綿入りやら裏フリースやら、やたらにフワフワもこもこした厚手のものばかり。


 幾ら、そのところの季節の移り変わりが『秋は何処へ?』と言いたくなるような状態であっても、裏メッシュ地のハーフパンツからいきなりこれでは、ちょっと飛びすぎではなかろうか?


 ブランドものなど、モノを選べば薄手の素材で作られたものもあるのかも知れないが、かぎ裂き作ったり穴開けてきたり、はたまた襟元やら手首回りやらを、ビロビロと伸ばしてしまう男児には、よそゆき着ならともかく普段着とするのは、あまりに勿体ない気がしてしまう。


 上着もそうで。

 これ幾つの子が着るの?!と言いたくなるような、やたらモコモコとした、動きも鈍くなりそうなものが多い。

 確かに最近の小学生は、走り回るよりも携帯ゲーム機やらカードゲームやらで(屋外にいても)遊んでいる姿の方が目立っている気がするが…。


 じっと動かないで、外で座ってゲームをしていれば、確かに子供でも冷えるし寒いであろう。
 厚手の上着やらパンツやらが、やたら市場に出回っているのも、それを考えると当たり前のような気分になる。


 けれど、動けば温かくなるのだし、外を走り回って遊べる時間なんて、一生のうちで短いものなのだから、薄着で駆け回って遊ぶのもいいように思えるのだが、昨今はこういう考え方も少数派なのかなぁ…。



 寒くない格好をさせる⇒動かなくても温かい(動くと汗をかいて逆に寒くなる)⇒じっとゲームで遊ぶ⇒じっとしてると寒いから、温かい服を選びたくなる(…で、最初に戻る)



 こんな悪循環のスパイラルに陥ってるんじゃなかろうか…と、子供衣料売場に行くと、ついつい考えてしまう。


 デザインも、最近の子供服は『大人のミニチュア版みたいだな~』なんて感じてしまうけれど、大人と一緒にしてしまうのは、デザインだけに留めておけないものなのかしら。