私は歌う 派!
私にとっての歌。
それは、精神的に安定してるか否かのバロメータになっているよう。
気分的に沈んでいれば、歌うどころか聴くのも避けてしまっている気がするし、安定している時には、音楽をかけながら一緒に歌っていることもあるし、アカペラで口ずさんでいることもある。
子供たちがもっと小さな時には、子守唄やらあやす為に歌うこともあった。
次男が生まれてからは、一人でいる時……という時間が、長く存在しなかったのだけれど(その前は長男と一緒にいたし)昨春から次男が幼稚園に入った為、久々に一人でいる時間帯が出来た。
夫に『喋ることをやめさせたら、息がとまりそう』と言わせる長男と対照的に、一人遊びが好きで、ややもすると『あれ?どこにいる?』となりかねない次男だったが、離れてみるとそれなりに会話していたのだな、と感じる。
一人でいる時の家の中が、やけに静かすぎて。
その静けさが、時に気になってしまい、TVをつける習慣のない私は、ついつい歌を歌ってしまう。
時に、買い物へ出た先で口ずさみそうになるのには、気づくと冷や汗をかいたりするが。
(外へ出れば、大抵子供つながりのママ友たちと出会うので……)
すっかり癖となっているのか、子供が帰宅してからも、時折歌っていることがある。
その時は、一人で歌っているつもりが、いつの間にやら二重唱、更には三重唱になっていたりする。
私は台所で。
次男は居間で、長男はトイレで――だとか。
それぞれ別の場所に、一人でいる状態で歌っているのだけれど、口ずさむフレーズは皆同じ。
一人のような、一緒のような、不思議なひと時である。