ブログネタ:第一印象、なんて言われる?
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自分でも不思議なのだけれど。
相手によって、私の初対面での印象は大きく変わっているようだ。
気が強くしっかりしていて、自分の言いたいことはハッキリ口にする、頼れる姉のようだと言われる私。
大人しく弱そうで、意思表示も少なく、空気のように印象が薄いと言われる私。
初対面での第一印象だというのに、天然と評されるくらいのボケっぷりを指摘される私。
隙のない人間だと言われたり、逆に隙だらけだと言われたり。
大雑把で無鉄砲だと言われることもあれば、真面目で責任感の塊のように言われることもある。
その全てが、確かに実際に私の中にある。
まるで複数の人間で、一人の人間を演じているような、一見矛盾の塊のような存在が私である。
どれも私であるのだけれど。
どうして印象が、人によってそれ程までに違うのか。
幼い頃、やむを得ず身につけた、処世術としての身の振り方が、そう見せるのだろうか。
少なくとも、強く頼れるように見える私は、私が作りあげてきた私だ。
好意には好意を、悪意には悪意を――いつの頃からか、それが私の人との付き合い方の基本となった。
もっとずっと、物心つくかつかないかくらいの幼い頃。
保育園の先生からもらっていた、私の印象はといえば、『感情表現には素直で、感受性の非常に強い子供』というものだったそうだし、自分が傷ついていかない為に、自然とそうなっていったのかも知れない。
少なくとも。
夫や友人から『獣並みだ』と笑われるくらいに、初対面から人を見下したり、悪意や嘲笑をもって接してくる相手を、見抜くことには長けていたので、そういう人たちの前では、隙を見せることは殆どない。
ただ、私自身は、そういう自分があまり好きではない。
……なので。
一人でいる時や、少人数でいる時などは、恐らく気が抜けて素の自分が出る。
そういう時に、共に行動している人などには、意識して見せている私とは、全く違う私が見えているだろう。
または直感的に『この人は信頼足りえる』と、思えた人の前なども。
(この直感も、少なくとも今までは一度も間違えたことがない。確かに獣並みかも知れない)
色々な人の口から聞いた、実にバラバラな、私への第一印象。
我ながら。
映ったものや、覗き込む者によって、映すものが変わる鏡のようだと思う。