美的運活風水コンサルタント
輝く未来を応援する 薫本鵬叶です
前回の記事では「水」のエレメンツの適職について、世界の歴史に注目し、航海家・探検家のマゼラン、海賊バーソロミュー・ロバーツとアン・ボニーの命式を例に解説しました。
「水」の性質が強いため、海＝「水」に関する仕事を成し遂げていることがわかりましたね。
歴史上の人物の職業は現代では一般的なものではないこともあります。例えば海賊は今では一般的ではないですよね。しかし根本的な考え方は同じです。以前の記事で解説したように「水」から連想する職業が適職となっています。
それでは今回は日本の歴史に注目して、幕末に活躍した偉人の命式を例に解説していきたいと思います。
まずは坂本龍馬です。江戸幕府を倒すきっかけを作った人として、当時幕府寄りの薩摩藩と幕府と敵対している長州藩の中を取り持ち、薩長同盟の立役者となったことで有名ですね。薩長同盟はその後明治維新に向けて日本が大きく変化を遂げることに一役買っています。
坂本龍馬の生年月日は1836年1月3日です。
では命式を見てみましょう。
【図１】
日柱と月柱の地支に“子”がありますね。陽の水ですので、強い「水」のエレメンツです。また日元の“庚(金)”は地支の“子”の水を生じるため性質はさらに強まります。では「水」のエレメンツが強い坂本龍馬が何を成し遂げたのか見ていきましょう
坂本龍馬は長崎で亀山社中という日本初の商社を作りました。これは海運業、海軍、航海術の修業機関を併せ持つ特異な組織でした。海運業、海軍、航海術は共に「水」のエレメンツの適職です。ちなみに亀山社中は後に海援隊と改称されます。海援隊は日本初の株式会社とも言われています。
そして坂本龍馬の人生や人格に影響があったのは父の後妻の実家である川島家と考えられています。姉と共に度々浦戸湾に出て川島家を訪ねていますが、この当主が外国通だったそうで、豊富にある海外の資料を見たり珍しい外国の話を聞き、海外への憧れを高めたとも言われています。
姉の夫の家の屋根に上り、よく太平洋を眺めていたことからも、若いころから海＝「水」に関して親しみを感じていたからでしょう。
坂本龍馬の人生を調べてみると、他にも“船”“海軍”等に関連することが出てきます。命式に強い「水」のエレメンツを持っていることが関係しているかもしれませんね。
次にその坂本龍馬が感銘し弟子入りを求めた相手、勝海舟についても見ていきましょう。
江戸城無血開城を主張し実現したことでも有名ですね。勝海舟もまた「水」のエレメンツを持っており、「水」から連想されることを成し遂げた人です。海舟という名を名のったのも、四柱に「水」のエレメンツを持ち合わせていたからかもしれません。
では命式を見ていきましょう。生年月日は1823年3月12日です。
【図２】
年柱の天干に「水」の性質の“癸”がありますね。また日柱の地支に“子”を持ちます。坂本龍馬同様陽の水であり、強い「水」の性質となります。また日元の“庚(金)”は水を生じるため、「水」の性質はさらに強まります。では強い「水」のエレメンツを持った勝海舟の場合はどのような生涯を送ったのでしょうか
ペリーの黒船が日本に表れたときに、幕府は海防意見書を募集しました。内容が的確であると当時の老中に認められたのが、勝海舟が書いた意見書でした。幕府の目に留まったことで、その後の活躍の場が大きく変わっていったのです。勝海舟は初の太平洋横断となる咸臨丸の艦長としてアメリカに渡りました。帰国後は神戸海軍操練所を創設し、日本海軍の設立も目指しました。坂本龍馬に航海術や操船技術を教えたのも勝海舟です。「水」のエレメンツの適職である“船”や“海”に関係したものばかりですね。命式にもつ「水」のエレメンツが関係しているのではないでしょうか。
坂本龍馬と勝海舟の命式を使って「水」のエレメンツの適職を解説してきました。歴史上の人物であっても強い「水」のエレメンツを持っていると「水」から連想される分野で活躍していることがわかりましたね。
ここまで、五行のエレメンツ全ての適職を解説してきましたが、命式にその特徴が良く表れていましたね例に挙げた皆さんが必ずしもご自身の四柱推命を知っている訳ではありません。しかし、不思議なもので自然と四柱推命に適った場所で活躍する方が多いのです。私たち人類は、五行とのバランスの中で生きています。命式を読み解いていくことで自身が活躍する場を選ぶ際に、有効な情報となります。四柱推命は家族関係や適職以外にも読み解けることが沢山あります。読み解いていくと、これから起こることをある程度予想し備えることも可能です。勉強していくと、とても奥深い世界なんですよ。ぜひ命式を調べ自分のことや相手のことを知るきっかけにしてみてくださいね。
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