【四柱推命】適職を読み解く　〜金のエレメンツ　例①〜

美的運活風水コンサルタント

　　　　　輝く未来を応援する　薫本鵬叶です

前回の記事では命式中に「金」の性質が多い方の適職について解説しました。金のイメージと結びつく様々な職業がありましたね。具体的には、機械業、銀行、美容業界、歯科、ハードウェア業界、貴金属、自動車関係、鍼、鉄道、運送(鉄道)を挙げました。さて、今回はこれらの職業の中から自動車関係で活躍されている方の命式を実際にみていきたいと思います。

一人目は日産自動車株式会社の取締役、代表執行役社長兼最高責任者である内田誠さんです。2019年から日産自動車を代表する今の役職に就かれていますね。

内田誠さんの生年月日は1966年7月20日です。それでは命式を見てみましょう。

【図１　内田誠さんの命式】

内田誠さんは日柱が「庚辰」となり、「金」の性質です。そしてこの「辰」と月支の「未」の「土」が「金」を生じることとなり、「金」の性質はさらに強まります。自動車関係を示す「金」の性質が多いことがわかりますね。

そして、この日柱の「庚辰」は“魁罡”という神煞にあたります。この神煞はバイタリティがあることを示しています。内田さんは37歳で日産自動車に転職しています。ヘッドハンティングされたのではなく一般公募で入社したのでちょっと苦労したとのことや、社長になる前には非常に短いスパンで多くの仕事をやってきたこと等を話されています。そのことからはエネルギッシュに前進しているような印象を受けました。実際にお会いしていないのでわかりませんが、今の役職まで辿り着くことができたのもこのバイタリティを示す“魁罡”があったからかもしれませんね

二人目はトヨタ自動車株式会社の代表取締役社長の豊田章男さんです。豊田章男さんの生年月日は1956年5月3日です。それでは命式を見てみましょう。

【図２　豊田章男さんの命式】

豊田章男さんも日元の「庚」と年支の「申」と金を持っています。また月支の「辰(土)」が「金」の性質を強めますね。豊田章男さんも同様に自動車関係を示す「金」の性質が多いことがわかります。

ここまで、日産自動車の内田誠さん、トヨタ自動車の豊田章男さんを見てきました。２人とも自動車関係の適性を示す「金」の性質を多く持っていることがわかりました。車好きなことも度々発言されているように、２人にとって自動車関係の仕事は天職なのかもしれませんね。日元が金でなくても命式に金の性質が強ければ、その性質が顕著に現れます。ゼネラル・モーターズの創業者ウィリアム・C・デュラントさん【図３】やジャガーの創業者ウィリアム・ライオンズさん【図４】は日元を金に持ちませんが金の性質を命式に持ち合わせることにより自動車産業に興味を持ったことでしょう。