伊豆半島周辺でしかお目にかかれない「ぐり茶」、本日はこちらのご案内でございます。

ぐり茶はどんなお茶?まずはこちらよりお話致しましょう。
摩訶不思議な味を創造されるようですが、いたって普通の日本茶で茶葉も一般的な、

「やぶきた品種」等を使用しています。
他の茶葉との違う点は、茶原料の製造工程の違いです。
煎茶は茶葉の形をまっすぐに整える精柔という工程がありますが、ぐり茶にはこれがなく

その為に葉っぱが「ぐりっ」とよれているのが特徴だそうです。
何で精柔をしないかと言いますと、茶の旨味を逃がすのがもったいないからだそうです(笑)

ぐり茶の正式名称は「玉緑茶」と呼ばれ、「蒸し製玉緑茶」と「釜炒り製玉緑茶」に分類され、

代表的なぐり茶は「蒸し製玉緑茶」の部類に属します。
玉緑茶の発祥は、中国から伝来した「釜炒り茶」が元で、改良に改良を重ね今日に至ります。
また、ぐり茶は明治の頃から輸出用のお茶として主にロシアに出荷されていた歴史もあります。

またぐり茶は様々な産地の茶葉をブレンドしています。
それはブレンドにより味の奥深さを出す為に行っておりそうで、静岡産を主体に

鹿児島産・宮崎産をブレンドしているのが多いようです。
一般的に静岡産はブランドとして有名ですが、他の産地の茶葉もクオリティーが上がり

鹿児島産や宮崎産は、今日では静岡産の品質に匹敵するものだそうです。
後発地域のお茶作りの絶え間ない努力から成り立ったと言えるでしょう。

http://www.alcazaba.co.jp/hotel
0557.84.0555
静岡県熱海市咲見町6-41