とても重いテ-マで賛否両論ありそうですが自分の経験を元に書きます。
よかれと思った事が逆効果に!というのは悲しい事によくあります。
今うちで拒食の仔といえば1匹のみ。通称:啄木鳥です。
この仔は下あごの発達不良なのか鳥のくちばしの様にシャープで
エサをくわえても飲み込めないのです。
探り探り色々試したところミルワームは飲み込める事が判明。
グラパイなどのやわらかいエサは無理です。コオロギも横幅ありすぎで無理です。
この啄木鳥に今日エサをあげました。
いつぶりかもう覚えてないほど間が開いています。
啄木鳥さん数週間前からついに口もまったく開けてくれなくなりました。
孵化時からこんな感じです。
啄木鳥 6/19孵化
孵化した時に鳴いていたので口が開く事は認識していた。
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拒食(・・・というか食べ物に興味なし)
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食べ物を飲み込めない事が判明
↓
ミルワームなら飲み込める事を確認(強制給餌)
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口元を触れば威嚇して口を開けてくれてた(数回強制給餌)
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完全に口を開けなくなった
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ミルワーム汁を口につけたら舐めもせずに多少ただれた感がある
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エサを食べないので尻尾が細く戻った
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口をこじ開けてミルワームを食べさせた
今回ここまで強引に食べさせたのはこのままだと餌を飲み込めないほど
衰弱する恐れがあったからです。
時間をかけて何度も口を開けるようアプローチしたのですがダメだったので・・・。
方法は啄木鳥をあお向けにして口に付箋を押し付けて口の間に差し込みました。
付箋を噛む様な仕草があったので今度は頭をつぶしたミルワームを
無理やり口に差し込みました。
1匹食べてくれたので口に隙間があるうちに2匹目追加です。
本来ならここまでする必要がなく通常は口付近を2本の指でなぜると嫌がって威嚇します。
まんまと口を開けた瞬間に食べ物を押し込みます。
尻尾はこのくらいです。大きさは孵化時からほとんど変わっていません。
■強制給餌の注意
強制給餌で失敗しがちなのは食べさせすぎです。
しばらくエサをあげなくてもベビーは1週間程度では死にません。
食べさせて飼い主が安心する事よりもベビーの生命力を信じて下さい。
無理に食べさせる事で即死につながるリスクがあります。
シリンジによるグラパイ強制給餌も吸った分は全部食べてほしいと思うかもしれませんが
弱ってる仔は消化器官も弱っています。
たくさんの量の餌が胃に入っても消化しきれず腐敗→死になるのではないかと考えます。
グラパイ強制給餌はストレスなども考慮し3日に1回ほどが適切ではないかと思います。
量は本当に少しです。欠片が少しでも口に入ればOKとして下さい。
生体の大きさにもよると思いますが孵化したばかりのサイズであれば1mlのシリンジで
5メモリ~10メモリ食べさせればそこで中止しましょう。
写真には色々なサイズが映ってますがベビーに使うなら一番上の1ml一択です。
グラパイを強制給餌する場合には固まる前の液体状の時にシリンジで吸い取っておきます。
ミルワームを使う場合は2~3匹が適量です。
胃が弱っていてもグラパイのように急激に腐敗しないのではないかと考えます。
同じように3日に1回くらいがよいと思います。
以前ミルワームを強制給餌した時には3日に1回3匹でも十分に太ってきてました。
ミルワームは口元にミルワームをくっつけるだけで口を開けて食べる仔もいますが
口に傷ができて感染症など起きる事もあるのでよく観察しましょう。
出来れば指でなぜて威嚇させたあとに口に入れるのがオススメです。
強制給餌中に嫌がってフンをする仔がいます。
身体を回転させて嫌がる仔もいます。
食べたものをペッとする仔もいます。その仔の特徴を把握して給餌して下さい。
うちではベベとお話しながら強制給餌してる事が多いのですが
強制給餌を諦める時は次は食べなさいね!と伝えたり
食べたらすごく黄色い声で喜んでます。
同じようにやれとは言いませんが駄々っ子を諭すようにが大切な気がします。
もしベビーの拒食に悩んでる方がいましたら参考になれば幸いです。
追記:変なタグ入れて記事を書いた後、管理画面に戻ったら真ん中の検索欄に
ブルゾンちえみって薄い字で入ってたんですが・・・