私が大好きなレッスンプロの1人。
トム・カイトや、ベンクレショーを育てた
伝説のレッスンプロ
ハーヴィー・ペニック。
彼の本
「ゴルフグリーンブック」を久しぶりに読み返していました。
(素晴らしい本です)
その中で「アプローチ成功のコツ」が紹介されていたのですが、、
それを読んでいて、
「昔、私もこのコツに気づいた時に
ゴルフスコアが突然良くなったなー」
と思い出しました。
このアプローチのコツを知るまでは、
スコアをまとめるのに苦労していました。
あなたにも役立つと思うので
今日はこの話をシェアしたいと思います。
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ハーヴィーは多くのゴルファーをレッスンしていました。
彼のレッスンは評判が良くて、
遠方から彼のレッスンを受けにくるゴルファーが沢山いました。
その日も、
オハイオ州のどこかから、
1人の男性が車を飛ばしてオースチンまで
アプローチのレッスンを受けに来た。
ハーヴィーは彼に
チップショット(低く転がすアプローチ)の基本を教えます。
・両手はボールより先(あるいは真上)
・クラブフェースは、いつもより目標に真っ直ぐ送りだす
それからハーヴィーは、ロッカールームからベンチを取り出して
グリーン脇に置きます。
「さあて、これでボールを打ってみて
ボールがベンチの下を通って、グリーンに転がっていくようにね」
「30分ほどしたら戻ってくるから」
そう言ってハーヴィーはその場を離れます。
ハーヴィーが、戻ってきた時
男性は熟練したプレーヤーのように、
「それですよ、あなたはアプローチが得意になる」
その後、男性はアプローチの名手になり、
友人の間で大変評判になりました。
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このストーリーは、私達に大切なことを教えてくれますね。
上達をするには、ポイントがあるということです。
(1)練習を繰り返す前に「打ち方の基本」を覚える
ベンチの下を通す練習は、素晴らしいアイディアですが
その練習をする前に、「基本の打ち方」を
教えてもらっていることに注目です。
(2)正しいイメージで練習する
転がしのアプローチは「ベンチの下を通す」
というイメージがわかりやすいですね。
このように工夫すると、上達が早くなります。
ひたすら練習量を増やすことも大切ですが、
「正しい基本」と「正しいイメージ」を持って練習すると
上達が早いですね。
参考になれば幸いです。