DAY:10 #8
07/31の話 その8
岸壁に打ち寄せる
波の存在を感じながら
深夜の奥尻島を
北にむけて
トボトボ
村とも呼べぬほど小さな集落の
明りもドンドン遠ざかっていく
当然・・・歩いている人など皆無
車ですら
5,6台・・・・見たか見ないか・・・
道路工事中を知らせる
人モドキだけが
怪しく光る
しばらく進むと
小さな出島
急な角度の階段が
UP、DOWNで続いている
階段横にあった案内によれば
「宮津弁天」とか
暗さと急さに暫し躊躇するが
こんな面白そうな場所は逃せない!
くだりはヨイヨイ
鳥居の横から横を眺めれば
漁港が見えた
登りは・・・
ヒーハー言いながら
なんとか神社に到着
グルリと周囲を見てまわり
当然、閉まってるよね~とか思いつつも
扉に手をかけると
スルスル扉が・・・・
開いてビックリ
ん~疲れてきてるし・・・
ココで寝ちゃうか~なんてチラっと思ったが
さすがに・・・・心神ないほうだけど・・・
誰かに怒られそうな気もしたので・・・
深夜にお邪魔しました!と
賽銭投げ込んで
撤収
表は神社、裏は寺なんて
場所にある実家で幼少時代を
長く過ごしていただけに
ま・・・どうにも寺とか神社ってのは
遊び場気分になっちゃうんだよね・・・
少し港のほうに降り
波をボケーーっと眺めて休憩
岸壁沿いを歩いてみるも
コンクリだらけに辟易
まるで要塞のような島
時折霧が発生する暗い道を
トボトボ
第2村人発見
昼間でさえ・・・歩きだと
なるべく避けたいトンネル
覆道で、まぁ・・少しはいいかと思うも
僅かな星明りさえも届かぬ
深淵の闇の中を
出口の街灯に
ホっと一息
なんの因果か
この道は・・・道道39号
この時・・・39歳
向かうは・・・賽の河原・・・
つまらぬコトが頭の中をよぎる
遠くに見えていた
明りが灯台であることに
気が付いたころ
100m先は
まだ見えない
日付は既に替わっていた
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