北海道北海道2011夏、車中泊一人旅INDEXはココ 北海道

DAY:8 #3





大きな震災から5ヶ月ですね


今日はフェリーでそんな海を南下しながらの


ブログ更新です


まとめて書くぞ~~~っとか思ってたけど


たぶん・・・途中で圏外になること


忘れてたよ!






07/29の話その3




海月漂流記



単純にまだ熱い火口とやらに


興味があって


訪れた西山火口散策路




海月漂流記

だがそこは、かつては人々が生活をしていた


被災地の一つでもあった


海月漂流記


隆起によって破壊されたコンクリの道を


展望台へ


たしかに火口から煙が立ちこめ


周囲は硫黄の臭い風に時折運ばれてきた


最近はかつてほどの勢いは無い


なんて話もこの後で聞いたが


海月漂流記

散策路の一部が黒いことに興味を覚え


触ってみると仄かに暖かい


蒸気が噴出している場所だけが


アツイわけではない


海月漂流記

ここは生きている山


そんなことを感じながら火口を眺めると


ところどころに奇妙なもの


海月漂流記

ま・・写真はわかりづらいと思うので


説明を参照してください


海月漂流記


振り向いた場所には


11年の歳月の間に生えてきた


草に覆われ始めながらも


折れ曲がった標識なども、さり気無く当時のまま


海月漂流記


枕木を利用した


熱い場所をトコトコ


枕木の端の地表は


確かに・・素足で歩くのは無謀に思えるような


熱をもっていた



海月漂流記

あちらこちらから


立ち昇る火山の息吹を見ながら


更に進むと



海月漂流記

ドーーンとこんなモノが登場


まったく片付けられていない被災地そのまま



海月漂流記

看板によれば、かつては違う景色があったのだろう


でも最初は丸坊主になったなんて


山は11年の間にまた緑を纏い始めてもいる




海月漂流記

この散策道はループ方ではない


山の南北に駐車場があり


ドチラからも同じ時間くらいで


展望台へは辿り着けるのだが


想像していた火口をただ見るだけの散策路では


なかったので


最初は軽く展望台までいって戻ろうとおもっていたが


反対側の駐車場まで抜けてみることにした



海月漂流記

その判断は・・・私にとっては正解だった


ほぼ反対側の駐車場付近には



海月漂流記

こんな光景が広がっていた



海月漂流記

幼稚園のバス



海月漂流記


周囲にはこんなサイズの石が


ゴロゴロと散乱している


海月漂流記

その石は・・・・火山弾であり


壁に突き刺さっている様子も見れた


一概に火山の被害といっても


噴火による近くの隆起


マグマによる被害、火山灰による被害


そして火山弾の被害など


様々であることを目の辺りにした


海月漂流記


そして・・・


それがどれ程の力なのかを


垣間見ることができた


海月漂流記


11年以上前の火山による爪あとだが


その光景は見るものに


火山の脅威を知らしめるには十分過ぎるほどであり


特に手入れをされているわけではなく


草が年月の経過をもまた教えてくれる



海月漂流記

東北の被災地では


今、ドンドン道を綺麗にし


かつての家や建物などの跡の


取り壊しが進んでいる


でも・・・南三陸町のように


何もかも流されたあとを


更に片付けてしまい


もう・・本当になにもない更地のゴーストタウンのような


光景は・・・


11年後にその場所を訪れた人に


津波の恐怖を伝えることができるのだろうか?


たしかに・・・


臭いの問題や衛生上の問題


火山による被害と津波による被害はまったく


違うものである


では・・・あるのだが


何もかもを復興のためと言い


片付けてしまうこと・・・への


疑問を感じ始めている


人の記憶などは「喉下過ぎればなんとやら・・・」


爪あとをソノママにしておくことも


トテモ大切なコト


海月漂流記

なによりココは


海外からも観光客が訪れる


観光地になってるわけだからね!


災い転じて福と成す


そんな方向も東北の被災地も


考えてみても・・・


手遅れかもしれないけどいいかもね!



被災地をそのままにすることは


被災した人にとっては


今は早く忘れて記憶から消し去ってしまいたい


光景なのかもしれない


でもね・・・


かつて津波が来た場所に


住んでいたってのは裏返せば


記憶の欠如なんだと思うんだよね


海も怖いし山も怖い


風だって火だって・・原子力だって


怖い


その中で暮らしているのも事実だし


本当に安全な場所なんかあるはずもなし


なんだけど


写真やビデオや言い伝えでは伝わらないことを


百聞は一見にしかずで教えてくれる


場所って必要な気がしませんか~?


西山火口・・・とても良いモデルだと思いますよ!


このあと書くから少しネタばれにはなるけど


利尻島を訪れた際に


今年は津波館を訪れる役人さんが多いなんて


話も聞いたけど


あそこは・・・・あまりイイモデルでは無いと


個人的には思いましたよ!


まぁ~また改めて・・・



DAY:8 #4 秘密の地図とナビに無い道  へつづく








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