08/15 カミーノ歩き旅 ３７日目の出来事 その２
久しぶりの乗り物
歩かずも目的地へ進む
バスの振動に心地よく
昼寝を堪能したあと
バスターミナルからは
迷わず徒歩を選択し
宿探し
ま・・・途中で面倒になり
以前も泊まった場所に向かったんだけどね・・・
夕方16時ごろに
お目当てのシングルルームをGet！
連泊ではないものの同じ場所に泊まるのは
この旅始まって始めてのことだけれど
1泊しただけの場所が
懐かしく感じるから不思議なもの
なによりの贅沢にも感じる
一人部屋で全ての荷物を散らかして
新たな旅へむけ洗濯を済ませたり
荷物の整理などをした後
18時頃カテドラルのある街の中心へ
さて、サンティアゴ・デ・コンポステーラに
舞い戻った理由だが
大きくは２つ
1つは・・ま～この場所はとてつもなく
大きな交差点のような場所であるからってこと
多くの巡礼者が目指す場所であるのだが
それはまた殆んどの人間が新たな旅を始める
場所でもあるってこと
当然、交通機関も充実してるんだよね
荷物を極限まで減らすために
この先の旅の為のガイドブックなんか持ってきてないから
観光案内所を訪ねて
いくつかプランを練っていた場所への
インフォメーションをGET
本来ならば・・・この街での旅行手配業者では
コンポステーラ（巡礼証明書）を提示すれば
割引が受けられたりも・・するんだけどね～
ま・・・燃やしちゃったものはしょうがない
その巡礼証明書発行場所の前を通りかかったが
数日前の大行列がウソのように
空いていた・・・意外と夕方のほうが
穴場時間なのかもしれないね～
お次は2つ目の理由
ま・・私がカミーノを歩いた昨年
2010年は「聖年」と呼ばれる特別な年だったんだけど
（ちなみに次回は2021年）
その聖年と特別な日にだけ開放される門が
カテドラルにはあるんだよね
08/11にカテドラル内部には入ったものの
まだ・・この特別な門を潜っていなかったんだ
入り口が・・・違うんだよね
今日も混んでたら明日にでも出直そうなんて思いつつ
列を覗いてみたら
ま・・・混んでるけれど
以前ほどでもないので並んでみた
Porta Santaと呼ばれる「聖なる門」へ
なんでも・・この門を潜ることによって
コレまでの罪が
全て許されるそうな
ま・・・フィステーラで生まれ変わったばかりの
ハズではあるのだが
人間には生まれながらの原罪なんてものも
あるっていうしね～
ま・・・宗教心は・・ないんだけどさ・・・
ヤコブのもとへ
最初の門を潜り
中庭のような場所を抜け
ん～たぶん・・・これ？！
なんていうか・・・
ゴールテープがついに見えた
そんな気分で
門を潜り抜けた
この先は
撮影禁止でした
内部には
大聖堂正面からも見えるヤコブの像
その裏側へと道がつながり
その像に抱きつく人なんかが多かった
私は抱きつきはしなかったけれど
ヤコブの肩に手を置いてみた
自然に出てきた言葉は
「終わったよ・・」って一言だった
αとΩの地
たしかにこの場所で
僕のカミーノは終わりを迎えた気がした
そして
また新たな旅、αが始まる
地下でヤコブの墓を見学し
カテドラルを眺めながら
新たな旅のプランを練り始めた
さて・・・まずは
どこいくかなぁ～？
もう黄色い矢印も
進むべきルートも無い
いざ自由な旅へ！
自身の胸の矢印に従って
進んでいく
ＤＡＹ３９－３ へつづく
