08/14 カミーノ歩き旅 36日目の出来事 その2
なんとなく十字架のようにも見える
風力発電機の連なる山脈から昇る
朝日をバックにセルフタイマーで記念撮影なんかを
していたら
一人の男が現れた
ま・・・オモイッキリ逆光なわけだが・・
これこそ・・・我々には相応しい感じのする
個人的には物凄い
お気に入りの一枚だ
ふらりと現れたのは
フランス人のアンドレア
ま・・何度かこの物語にも登場してきてるね
説明は面倒だから省くけど
互いに言葉は通じないんだけど・・・
何故か心が通い合う
でも・・しょ~もないヤツだ
この時も
前日は巡礼宿が満杯だったから
どこかでキャンプしたようで
空の水ボトルをかざしながら
写真を撮り終わるなり
咽喉が渇いた・・・と水場に一直線も・・
いや・・・お前・・・その水
×マークついてんだろうが~~!
・・・・
仕方ないから・・・
いつも2つ持ち歩いてる
水ボトルの500mlの小さいほうだけど
コッチ飲めや!と手渡す
・・・・
いつかの・・牧師以来だな・・・
水を道中であげるのは
違うのは・・・
タバコもな~~いと・・・
憎めないジェスチャーをしてくるところ
コイツに合うのも最後かもしれないな~と
思い
余分に持ち歩いていた
タバコも1箱渡す
やるんじゃなくて・・貸すんだからな!
とは・・言ってはみたが・・・
「アミ~~~ゴ~~~」と
喜ぶだけで・・たぶん通じなかったような気がする
朝の出来事をメモにまとめたかったので
先にアンドレアを追い出し
また一人
Fisterreへの道を行く
DUMBRIA県・・・
とにかく風力発電の多い場所だ
正確なのかどうなのかは・・怪しいところだが
後28,807kmらしい・・・
道はここで
FisterraへとMuxiaへ分かれるようだ
ムシアもカトリック教にとっては重要な土地らしいのだが
個人的には興味が湧かなかったので
スルーすることに
フィステーラ<>ムシアへの巡礼路もあるようなので
両方いく人にはここが最初にドチラに向かうかの
分岐点になる
私は迷わず左へ
残り30kmを切ったとはいえ
今日中に水平線へ落ちる夕日を
見るためにはノンビリとはしていられない
真新しい感じもする石畳の道を行く
なんでもコンクリにすればいいんじゃないってことを
道を作った人々が語りかけてくるようだ
周囲になにか・・があるわけではなさそうだったが
地元の人も
道を行く
なにもない畑だけが広がる道の途中に
小さな教会をみつけ
一服がてらの休憩をしていると
辿ってきたカミーノとは別の脇道から
コチラに手を振りながら近づいてきた人物あり
・・・・・
またもや・・アンドレア・・
明らかにあの後・・・迷子になったようだ・・・
それほど・・・分かれ道も多くはなかったのだが・・
・・・・・
近づくなり「カミーノ?カミーノ?」とまくし立ててきたので
あ~合ってるよ、戻ったよと肯いて見せた
少しバツも悪かったのか
ホッとした顔を見せながら
そのまま手を振りながら
目の前を通過して行こうとしたが・・・
・・・・・
いや・・・お前・・・反対だから!
進行方向が!
「あんどれあ~~~~!」
「反対だ~~!!」と指で方向を指し示す
・・・・・
頭掻きながら戻ってきたアンドレアの
水の残量を確認し
一服して落ち着いていけや!と
荷物を降ろさせ
今度は先に
私が出発してみた
に・・しても
アイツもなにか不思議な加護を得ているようだ
互いに一人歩いている
だが
常に何かの存在をもまた感じることがあるんだよね・・
私は基本的に無宗教で無神論だが
時に起こる現代化学では解明できないような
不思議な出来事も
否定するつもりもない
世の中は不思議で満ちているのだから
早朝・・私も迷ったしね!
さぁ・・・
一人ではない
道を行こう
DAY38-3 空と陸の狭間に へつづく
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