全181話のCAMINO DE SANTIAGO

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CAMINO DE FISTERRA

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海月漂流記-Fisterra

08/14 カミーノ歩き旅 36日目の出来事 その1





これまでの歩行距離 1,615,772歩 999.7km

西の地の果てFISTERRAまで残り    33.5km 





海月漂流記-Fisterra

5時半頃に同室だった数名が起きだし


出発準備を始める物音で目覚める


普段ならもう一眠りと・・・なるところだが


問題が起きなければ「歩き旅」の最終日


スペイン横断の達成ともなれば


少なからず気合は入るもので


そのまま起床



海月漂流記-Fisterra

村の出口にあったオスタル併設のBARが


既に開いていたので


逸る気持ちを落ち着かせ


ミニクロワッサンとカフェコンレチェで朝食


BARにはポツポツと馴染みの顔も


今日は夕日がみえるかな?なんて


いままで気にもしたことのない会話になる



海月漂流記-Fisterra

7時前に村の出口に向けて延びる


光の道を歩み始める



海月漂流記-Fisterra

村をでてすぐ


薄暗い中をヘッドライトと前を行く巡礼者を目印に


歩いていたが


前を歩いていた巡礼者が急に振り向き


立ち止まった



しばらく立ち止まりコチラに向かって戻ってくる


あまり馴染みの無い顔


「どうした?」と英語で声をかければ


「迷子かも・・・・しれない・・」と・・・


む~


しばらく二人で行ったりきたりでライトで周囲を照らし


矢印を探すも・・・


最終的には少し来た道を戻ってみることに


結局


彼の判断は正しかった


村を出て最初の交差点で


矢印を見逃していたことが判明


やれやれ・・・助かった


互いに握手と


「ブエン・カミーノ」を掛け合い


また互いのペースで


同じ道の上



1000km歩いたところで


新たな道では迷うものだし


間違った道を行ってしまうものだね~


でも・・・間違いへの気がつきが


早くなったかもしれないね・・・





海月漂流記-Fisterra




海月漂流記-Fisterra





海月漂流記-Fisterra

光と影が交差しつつ織り成していく


夜明けのシルエットを眺めつつ


テクテク



海月漂流記-Fisterra

モホンを確認しつつ


緩やかに峠を登る



海月漂流記-Fisterra

風力発電機が


ウォ~~ン、ウォ~~~ンと


唸る方向へ



海月漂流記-Fisterra

真下を道は通っていく


海月漂流記-Fisterra

眼下にはダム


エネルギー、治水


どちらも現代生活の中では


欠かせないもの


風、水・・・


共通するはドチラも


その場に留まらない



人の足は留まらないためにあるのでは


ないだろうか・・・



そんなことをボンヤリ考えた




道の上を西へと


流れながら




海月漂流記-Fisterra

自然と人工物の融合した姿を眺めながら






海月漂流記-Fisterra

かつてのこの道を歩んだ中世時代の


巡礼者は想像もしていないかったであろう


景色を眺めながら


現代の道を


テクテク




海月漂流記-Fisterra




海月漂流記-Fisterra





海月漂流記-Fisterra

今日も日が昇る


いざ・・・


夕日を


西の果ての水平線で


この目に焼き付けるために


西へ


道の終わりへ


生まれ変わりの地へ





海へ


風に吹かれて・・






DAY38-2 似たもの同士  へつづく

注意05/22 19時公開注意





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