08/11 カミーノ歩き旅 33日目の出来事 その3
行列の正体は巡礼証明書の
発行待ちの列
話には聞いてはいたが・・
確かに大混雑
巡礼証明書の発行事務所が開くのは
09時とのこと
既に並んでいた顔見知り巡礼者と
互いの到着を祝福しつつ
握手などを交わし列へ
広場の露天なのか
杖を大量に運ぶ人などを
眺めつつ
次から次へと
巡礼者が列へ
顔見知りが来る度に
握手、抱擁を交わし
あっという間に
時間が過ぎていく
9時をだいぶ過ぎてから
ようやく列が動き始めた
あっというまに
入り口まで進んだが
ココから2階までが・・
長かった
30分ほどゆっくり進む列の中
ようやく順番が廻ってきた
巡礼手帳を提出し
簡単なフォームに記入をする
(解らないところは説明してくれます)
巡礼証明書は
*宗教心から
*精神的な向上目的
のどちらかの理由の場合のみ発行され
その他(観光目的)などの場合は
到達記念の歓迎証明書が発行されるとのこと
私の場合は宗教心が理由ではないので
継続力のなさの克服目的=精神的な向上って
ことで申請
審査も無事終わり
無事に巡礼証明書を頂いた
なんだか、ほんとに
卒業式に出たような気分で
高校を卒業していない分・・
中学卒業以来の気分のようで
嬉しかった
・・・写真も鼻が思いっきり・・・
開いちゃてますね・・
ブフィ~~~って感じです
カテドラルに到着したときよりも
やったぜ~!感は強かった
ちなみに
理由とかは・・よく知らないけど
この証明書のことを
皆一様にコンポステーラと呼んでいました
証明書を貰ったあとに
なにやら出口の階段付近で
巡礼路についての
アンケート的なことを頼まれたので
ウキウキ気分でokしたら・・・
えらい長~いアンケートで疲れました
5ページくらい・・・あったかも・・・
外に出ても長い列は更に
長蛇の列に
やはり・・・早めに来たのは正解だったようです
ま・・聖年だからってのは
あるでしょうけどね~
巡礼証明書を手に
再びカテドラルに戻ると
鐘楼の間から
眩しい光が
そしてそんな眩い光と
カテドラルを見上げて感慨に耽っていたのは
スペイン側最初の村ロンセスバージェスで
出会った韓国人のMoon君
一緒に旅していた教授とも握手を交わし
しばらく声をかけず見守っていたが
コチラに気がついたので
感想を聞いたら
「もう歩きたくない!」と・・正直な感想だよね~
マリーンを終えたばかりの彼に
軍隊とどちらが辛かった?って質問してみたら
カミーノ!と即答・・
ん~そういうものか・・・
でもイイ笑顔の答えでした
嫁さんに到着の電話をして
しばらく
光輝くカテドラルを再び見上げる
確かに
ここが光のトンネルの出口のように感じた
朝はガランとした雰囲気だった
広場も
いつの間にか
人だらけ
次から次へと
バックパックを担いだ巡礼者が集まる
まるで・・そこはカトリックの聖地というよりも
老いも若きも
皆バックパックを背負って集まる光景は
さながら「バックパッカーの聖地」
そんな風に感じた
それなりに旅は重ねてきたほうではあるが・・
一箇所にココ以上に
バックパックを担いだ旅人が集う光景を見たのは
初めてのことだ
それも・・・みな100km以上を歩いてきた
ホンモノの旅人ばかりだしね・・・
なんちゃって・・・なんて誰もいない
それも・・こんな光景が毎日続くと思うと
フェスなどで一時的にココ以上の人数が
集結することはあっても
やはり・・・ホンモノの聖地だね・・・ここは
そんな場所に自分も辿り着けたんだな~
なんて人々を眺めながら
思った
DAY35-4 久しぶりの贅沢 へつづく
02/25 12時公開にほんブログ村