08/10 カミーノ歩き旅 32日目の出来事 その3
長屋のような建物が並ぶ
珍妙な巨大な街の中で
このままカテドラルへ向かうか留まるか
しばらく悩み
サンチャゴ市内には到達したものの
やはり・・この日は留まることを選択し
徐々に長く延び始めた列に
バックパックを置き
巡礼宿の受付開始13時を待ちつつ
再びブラブラ
ここモンテ・ド・ゴゾは
とにかく広大
キャンプエリアなんかもあるし
駐車場もドデカイ
長屋のような巨大な建物も30~40くらい
ある様子
だが・・その殆んどはホテルだそうで
聖年で増床してはいるそうだが
巡礼宿に割り当てられているのは
端っこの4,5棟だけ
歓喜の丘から道路を渡った反対側の
丘へ
巡礼者の像が指し示す方向には
サンチャゴ・デ・コンポステーラ
こちらの丘からのほうが
3本の尖塔が良く見えた
とはいっても・・望遠最大でこんな感じ
肉眼だと・・
あれっぽいけど・・・・どうかなぁ~?って感じ
お約束的な記念撮影なんかをして
時間つぶしがてら
歓喜の丘の手前まで戻り
ピザなんかを試してみたが・・
二度とスペインでピザは食べまいと
誓った
あ・・ここのBARもそうだったんだけど
ガリシア州に入ってからというもの
トイレ事情に少し難があります
どういった理由なのかは解らないけれど
洋式便座の座る部分が取り外されている
BARが非常に目に付きました
男性の場合・・
ま~小用については問題もないんですが
男女共用のトイレも多く
そんな場所でも・・・取り外されているところが
多いように感じました
もちろん・・キチンとしたところもあるけれど
女性巡礼者にとっては
ガリシア州が一番トイレ問題については
厳しいんじゃないかと思います
東南アジアなんかだと・・・
当たり前だったりも・・
安宿だとするんですけどね
受付時間開始の少し前に宿にもどると
列は・・すでに長い建物の端まで達し
さらに角を曲がって続いていました
ここで一日ノンビリしてから
カテドラルへ向かうってのは
なにも私が珍しいわけでもなく
一般的なことのようです
13時ゆったり進む列を経て
受付を済ませ指定された棟+ルームNoへ
ベッドは早いもの勝ちだそうです
どうやら、ここでは極力言葉の通じる
同国籍の人同士になるように
ルームNoを指定している節がありました
ま~たくさんの部屋があるっぽいですからね
果たして・・・
日本人との出会いはあるのかなぁ~?
ま・・・列に日本人はいなかったわけで
他に見かけた・・なんて話も
まったく聞かずここまで来たわけで
言語別ならば・・・
8ベッド貸切だ!
昨夜も・・よく寝てないしね・・・
シエスタ
2時間程度熟睡
周囲の物音で目覚める
お・・誰かきたかなぁ~?
日本人かな?!
スペイン人の・・・親子
そして
スペイン人の高齢3人組
日本語どころか・・・
英語も・・誰も通じない
ベッド満杯
新たな日本人との出会いは叶わず
貸切の夢は
2時間で終わった
すっかり部屋は賑やかになるものの
寝ていられる状況でもなくなったので
洗濯、シャワーを済ませ
軽食がてら
バックパックの中身の整理に
パスタ!
ニンニク、パスタ、塩、缶詰なんかを
常時持ち歩いていたんです
缶詰はサーディンのオリーブオイル漬が
宿に大概はあるんだけど・・
油がないときでも困らないのでオススメです
ガリシア州の公営巡礼宿は
どこもキッチン設備が充実なんだけど
いつも混んでるんですが
夕方のせいか空いてました
あ・・ちなみにココも5ユーロです
下手なユースより快適です
そうそう・・ガリシア州の巡礼宿は
使い捨てのベッドカバーとマクラカバーも
付いてるのが特徴です
掛け布団はないので
寝袋はやっぱり、夜は夏でも冷え込むので
必要ですけどね~
DAY34-4 宵の明星:Venus へつづく
02/21 12時公開