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海月漂流記-Camino

08/10 カミーノ歩き旅 32日目の出来事 その1





これまでの歩行距離 1,457,145歩 901.5km
サンチャゴ・デ・コンポステーラまで 残り14.5km







AM3:30


あまりの寒さに震え


目を覚ます


頭上には満天の天の川と金星が輝く




思考は覚醒しないが


体は震える


バックパックに取り付けていた


温度計に手を伸ばし


メモリを読んでみれば7℃を示していた


海月漂流記-Camino


8月10日・・・昼間は40℃近くに感じられるほどの


暑さに苦しめられているのに・・・



次第に思考が覚醒し始めると共に


体を動かさねばならぬほどの体の冷えに気が付き


ガタガタ震えながら


タバコ


天の川を眺める




冷えているときのタバコは良くないなんて医学的な


ことを否定するつもりはないし、事実であるとも感じるが


こんなときこそ余裕を常に心がけたい


常に落ち着き、余裕を持ち、力を籠めない


それは私がプロダイバーとして、


かつて常に心がけていたことでもある


ま・・・寒暖差の大きさで寒くは感じるけど・・


生死に関わる気温じゃないですからね~


水温なら・・・死ねるかも・・ね・・


寒さに極端に弱い私としては・・


あ~夏でよかった・・・ってのが正直な感想です




一服しているうちに震えも落ち着きを取り戻すも


今度は頭が完全に覚醒


歩きはじめることに



海月漂流記-Camino


30分ほどで小さな村へ


ネオンが寂しくポツリと光るが


村は眠りの中



海月漂流記-Camino


1時間ほど天の川の中で


ひときわ強い輝きを放つ金星を見つめながら


歩く


海月漂流記-Camino

闇の中にコンポステーラの文字が飛び込む




海月漂流記-Camino

何度か迷いかけながらも


ヘッドライトで矢印を探しながら


歩く


海月漂流記-Camino
5:15


街灯が増えてきたが


朝靄も立ちこめ始めた




川のせせらぎが、どこからともなく


耳に飛び込み


顔でも洗おうかと


フラフラと川へ近づくと



↓↓↓




↓↓↓




注意この先DANGER!!注意




↓↓↓




↓↓↓




海月漂流記-Camino

足元に・・・


叫び


周囲にも・・・


たくさん・・・


ムンクの叫び


しかも・・・




↓↓↓




↓↓↓




海月漂流記-Camino

デカイ・・-д-


こんなところで・・・寝なくてよかった・・・


ある意味・・森の中よりこえ~~よ~~



走れぇぇ~~!!



海月漂流記-Camino
5:55


BARを見つけるも


まだ開店前


6:00時からの開店を期待したが・・・


空振り


暖かいコーヒーが恋しい



海月漂流記-Camino
6:11


朝露が霧のように漂い


街灯の明かりを幻想的に包みこむ


歩く



海月漂流記-Camino
6:27


暁天に空が彩りを変え始める中を


歩く


海月漂流記-Camino

黄色い矢印に導かれ


進む


杖、瓢箪、ホタテ貝が


カミーノ巡礼の3大シンボルだと言うが


現代では、この黄色い矢印こそが


誰もが認める絶対不動のシンボル



何度・・ココまでの道のりの間に


助けられ、救われたことだろうか・・・


私の胸元のペンダントにも


常にペドロが描いた黄色い矢印


その黄色い矢印と共に


歩く


海月漂流記-Camino
6:36


これまでに見たことのない


色に空が染まり始めた


歩く



海月漂流記-Camino
7:06


サンチャゴ・デ・コンポステーラまで


あと・・・9kmの村


「LAVACOLLA」で7時に開店したばかりの様子の


BARに飛び込み


カフェ・コン・レチェで手と体を温め


タバコ







DAY34-2 歓喜の丘  へつづく

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