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海月漂流記-Camino


08/08 カミーノ歩き旅 30日目の出来事 その1






これまでの歩行距離 1,357,311歩 839.7km
サンチャゴ・デ・コンポステーラまで 残り76.1km




昨夜は久しぶりのテントでの


個室気分を味わう夜となったが


習慣からと・・いうよりも


寒さで5時ごろから何度か目覚める


日照時間は長く、昼間は40度近いんじゃないかと


思えるほどの気温だが日が沈むと


一気に気温が10度近くまで低下するんだよね・・


それでも周囲は静かで


普段の朝の喧騒もなく


8時頃の起床


テントの中が朝露で濡れた為


同様に隣のテントから出てきたアンドレアと共に


お手上げジェスチャーでテントを


太陽に当てて乾かしながら


朝食を頂く


昨夜・・払い忘れてたので・・・チャリンと5ユーロ


その際に、この団体のリーダーと思しき女性がいたので


いくつか質問をしてみた


その中でも特に気になってたのは


いったい・・ボランティアスタッフ何人いるの?!


ってことだったんだが


昨夜は24人の巡礼者に対して


40人のスタッフがいた・・とのこと


もちろん・・滞在日数も各自によりけりだから


日によってバラツキがあるとのことだが・・


凄い・・人数だよね


サマースクールのようなものではあるが


巡礼者にとっても、スタッフにとっても


貴重な体験となる、いいことに感じました


こんなのに小さい頃から普通に参加して


他国の人間と触れ合いをもっていたら・・


そりゃ・・島国の人間とは国際感覚に


差がドンドンつくわけだよね~


海月漂流記-Camino

まだ若干濡れたままのテントを


片付け


9時ごろ出発


こんなに・・遅い出発も


初めてかもしれない


が・・・10分歩いたところで


BARを見つけ


コーヒー


いやね・・・朝食頂くの・・・遅かったから


コーヒーポッドが空だったんだよね・・・


在庫も切らしちゃったとかで


紅茶をいただいたんだが・・


コーヒージャンキーだね・・・私・・


海月漂流記-Camino

スペインはどこに行ってもエスプレッソが


安くてウマイ!


大満足で歩き出すと


先を行く人たちが


なにやらカメラを向けている


なにか・・あるのかなぁ~?






↓↓↓






海月漂流記-Camino


あ~怪しいオジサン!


この風貌は・・目立つし・・珍しいからね


隣にいるのは・・


アルメニア人(ドイツ在住)のボバンちゃん


カメラ向けたらオマエもか!と・・・


突っ込まれつつも・・


オジサンの正体も知りたかったので


バックパックを降ろして


井戸端会議に


合流



海月漂流記-Camino


このオジサン、ドイツ人だったんだけど


なんでも・・キリスト教の聖地


ローマ、イスラエル他・・・各地を


2年半歩いて旅してきた・・・とか・・・


もうね・・・ガーン


只者じゃない・・・雰囲気はホンモノでした・・・


ザ・巡礼者、もしくは、Mr.巡礼者って感じだよね

瓢箪カリンバ弾いたりしながら


時折、通り過ぎる巡礼者に


カメラを向けられ3人で


手を振り応えながら


少し話を聞く


というか・・やたら・・カメラを向けられたが・・


有名人だったのかしら?このオッサン


海月漂流記-Camino


一緒に歩こう、なんて誘われ


少しだけ一緒に


歩く歩く歩く


でもね・・歩くの遅いのよ・・・


この二人


つくづく、人のペースに合わせるの


わたしゃ・・苦手だなぁ~なんて思うけど


ボバンちゃんが、まだまだオジサンに


聞きたいこともあるようだったし


私がいると彼らの得意言語のドイツ語ではなく


英語での会話になったりなんてこともあり


気をつかってくれて有難いんだけど


恐縮しちゃうんだよね~



海月漂流記-Camino

てことで・・縁があれば、


またどこかで会うのが


カミーノだし


お先に~!てことで


「ブエン・カミーノ」


フード被ってなきゃ・・それほど怪しくないね!



海月漂流記-Camino


狛犬みたいなライオン像と共に


空を見上げ・・・・


今日も暑くなりそうだ・・・


午前中に距離を稼ごうと


音楽ONで


歩く


どうでもいいけど・・私、獅子座生まれだから


ライオン好きなんだ!


ライオンって・・


♂は何にも普段はしないしね~にひひ


海月漂流記-Camino


とにかくドコも人だらけ


皆、様々な道を辿り


サンチャゴという


大きな交差点へ向かい


歩いていく



そんな、まだ見ぬカミーノという


光のトンネルの出口が


近づいてきたことを


感じながら


歩く


30日目も雨の気配は無い


光のシャワーだけが降り注ぐ




カリンバって・・


雨乞いの歴史のある楽器だったりも


するんだけど・・


あ~おれにゃ~魔力はねぇ~な・・・


なんてね!さぁ







DAY32-2 木漏れ日の中を  へつづく

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