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08/07 カミーノ歩き旅 ２９日目の出来事 その４
無地に手元にもどったipodで
ご機嫌に音楽聴きながら
サンチャゴまで残り７８．１ｋｍ
着実に1歩1歩とゴールに近づいていることを
ヒシヒシと感じながら
また1歩を積み重ねていく
が・・とにかくこの日は暑かった・・・
実際に何度だったのかはワカラナイが
体感的には40度前後あったような気も・・・
BARを見つけては
コーラーを飲んでからコーヒーで
なんて感じで
普段以上に休憩を挟みながら進む
ガリシア州に入ってから
BARは増えたんだけど
水飲み場が少し減ったようにも感じる
16時半ごろ
「LINGONDE」の村へ
そろそろ宿も探さないと・・・
小さな村の入り口に
なにやらテント村のようなもの
敷地の前に、なにやら人がいて
スタンプでも貰えるかと立ち寄り
ここはなんなのか？と聞くと
巡礼者にテントを開放していると・・
自分のテント張ってもいいの？と尋ねると
そんな巡礼者もいるとのことで
巡礼宿が満杯ならここにしようかなぁ～
なんて思ってたら
トイレ、シャワーは他の建物のものが使えるし
食事も寄付金で提供してるなんて言うので
お世話になることに
一応寄付金制ってことだけど
自前テントなので２ユーロをチャリンチャリン
ひとまずテントを久々に張り
案内されてテントサイトの目の前の建物に
うん・・・お洒落な内装だ・・
どうも・・ここが普段は巡礼宿なんじゃないかなぁ～？
聖年＋夏休みってことで
宿不足解消のためにテントサイトを作り
収容力をあげて
ここはテントサイトのボランティアスタッフが
寝泊りしている様子だった
テントを持ち歩いていなくても
巡礼中にテント泊ができるのは
他巡礼者にとってもいい経験だよね
シャワーを浴びてサッパリしたあとは
通りがかりの牛と
もう・・何頭めだろうか・・・
睨めっこ・・・
プチ闘牛士気分だね・・こりゃ
影があるから・・・別に望遠じゃないの
わかるでしょ？！
たぶん・・教会団体のボランティアに近い組織のようで
スタッフの大半は１０代と思われる男女
夏休みを利用してヨーロッパ周辺各国から
参加している人が多いようだった
ボーイスカウトっぽい感じもチョッピリする感じ
カミーノを歩くわけではないんだけど
こんなかたちでの参加の仕方もあるんだなぁ～
なんて驚いた
もちろんリーダー格たちは
カミーノ経験者の様子だったが
若いコの殆んどは未経験者
滞在日数も３日～１週間なんて子が多いようだった
１ヶ月以上滞在するなんて子もいたけどね～
国際感覚ってのを小さいころから
こうやって学んでいくってのはいいよね～
島国日本・・こういう交流増えればいいのにね～
港町を禁煙にしちゃうような・・
異国文化の吸収、寛容がなく
自分たちの当たり前を押し付ける
鎖国まっしぐらの今の日本にはあまり
期待もできない・・けどね・・
夕食も・・・レストランを上回る味とクオリティ
もちろんボランティアスタッフによる手作り
この食事も寄付金制
ここに来るアジア人は少ないらしく
私・・・色んな人からの質問攻めで・・
払い忘れちゃいました・・・
ただ食い・・・ゴメンナサイ
お代わりまでしてたんだが・・
美味しかったです、ご馳走様でした
ありがとう！
巡礼者の中にサポートスタッフが混ざり
普段コミュニケーションのとり辛い人との
言語の違いの壁を通訳してくれたり
ま・・日本語話せるスタッフは・・いませんでしたが
楽しい食事でした
おかげでブログにも何度か登場してるけど
アンドレア４５才自分探し中の
ファンキーチョイ悪親父風フランス人とも
通訳を介してだけど初めてまともに話も
できました・・
まぁ～なんだお互い通ずる部分を感じてたとこが
あるんだけど
聞きたいけど・・聞けないことが多かったんだよね～
ほとんど・・アンドレアからの質問攻めだったけど・・
お互いに
言葉の壁は厚いな～なんて実感も
この日、自前のテントだったのは・・
２人だけなワケデ・・
まぁ～不思議な縁を感じるヤツだ
DAY３１－５ 暗雲と共に現れし者 へつづく
02/05 07時公開
