08/07 カミーノ歩き旅 29日目の出来事 その3
ダムに沈んだ村に
吸い込まれそうな錯覚に陥りながらも
なんとか渡りきり
振り返ってみたりして
村の中心へ向かうも
やはり・・新しくできた村だからなのか・・
恐らく立ち退き料で建てたのであろうけれど
村のどの家も小奇麗で立派なものが多いのだが
巡礼路を示す矢印が少ない
プチ迷子
村の出口までいったん行った後に
なんか・・・おかしいと
戻りながら、なんとか
この村のシンボルとも言えそうな
移築された
サン・ニコラス教会を発見
村の中で・・・迷ったのは
カミーノ道中ではココだけだったかもしれない
大きな街はたしかにゴチャゴチャしてて・・
迷いやすいんだけれども・・・
村・・・ですからね・・ココ
12世紀のロマネスク建築だそうな
中を覗き
スタンプを押してもらい
また道を・・・と
思うも
また方向がワカラナイ
なんどか周囲をウロウロして
結局判らず
教会に戻り
道を教えてもらう
村の中の矢印が
→ ← バラバラな方角をしめしてるんだよね・・この村
なんていうか・・
あとで判ったのは
マラソンの折り返し地点みたいなもので
ま・・Uターンなワケデ
逆方向の矢印が同じ道の上にあったからなんだけど
そんなことシランガナー
村の建物も特に惹かれるものもなく
退屈な村・・そんな印象しかない
しばらく沢山の巡礼者と
国道沿いを歩き
またダムを渡る
ん・・・この村・・・立ち寄る必要なかったんじゃね?
なんて気がするんだが・・・
ダムそのものは・・・人間の現代生活の中では
欠かせないものの一つだとは思うけど
なんだか古いカミーノと共に
やはり湖底に沈んでしまったものが
あるような気がしてならない
村の中も皆、裕福そうなんだけど
なんだか覇気がない・・・
そんな、とにかくタイクツな村だった
土の道に戻り
音楽ONで
朝には・・今日あたり、いいかげん雨でも
ふるのかなぁ~?なんて空を見て思ったが
ギラギラ太陽が照りつけ
気温も急上昇
湖の側のせいか湿気を感じ
乾燥した土地を通ってきたあとだけに
汗が滴り落ち
時折木陰を見つけては
休憩
観察してみると
100km以降は軽装備の人が
すっかり増えた
急激な気温と湿気の上昇に
堪り兼ね
BARを見つけて
昼食休憩
顔見知り巡礼者たちも
湿気のある暑さに苦戦
BARも大混雑で
次から次ぎへ
スタンプだけを押す団体なんぞも
入れ替わり立ち替わり
通り過ぎて行く
昼食休憩後
ガリシア地方独特だという
穀物倉庫なんかを眺めながら
歩き始め
さて・・音楽ON
と・・・思うも
・・・・・
ん・・・
あれ?・・・
ムムム・・・
ない・・・
ipod・・・
落し物・・・多いんだよね・・・私
・・・
だが・・・音楽無いのは・・・
辛すぎる
立ち止まり・・・周囲を見回しながら
よく・・考える
さっき立ち寄った
BARまでは・・・音楽聴いてたハズ
もどれ~~~
BARに戻り
座っていた場所には
既に他の巡礼者
「ipod無かった~?!^^;」って聞いたら
「お店の人に預けたよ~」と
助かりました!!
無事手元に
「ムッチョ グラシアス!!」
連発で店を出て
なんだ道こんな道
音楽さえあれば鬼に金棒
NO MUSIC NO LIFE
はぁ~
ほんとに見つかってよかった・・
宗教心ないくせに・・・
この時ばかりは空を見上げ
神に感謝したよ・・・
DAY31-4 久しぶりのキャンプ へつづく
02/04 21時公開にほんブログ村