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08/07 カミーノ歩き旅 ２９日目の出来事 その１
これまでの歩行距離 １,３１０,６２３歩 ８１０．８ｋｍ
サンチャゴ・デ・コンポステーラまで 残り９８．０ｋｍ
１００ｋｍを切ったあとの朝の心境は
メモに記載してあったので・・そのまま抜粋
↓↓↓
朝何度か目を覚ますものの、基本的にはとても
静かに眠れた。それほど歩いたわけではないのだけれど
メンタル部分の方に多少疲れが溜まった来たのかもしれない。
ある意味で、とてもｘ２「楽」な旅は
終わりに近づいている気がする
朝の7時少し過ぎに出発
昨日店員さんが・・・持ち主を探していた
バックパック・・・朝まで誰も取りに現れなかった
様子・・・
杖とかの忘れ物は・・・
わかるけど
このカバンの持ち主は・・・
朝もやのような天候の中を
何も考えず
ただ黄色い矢印に従い
最近急に霧のような天候が増えてきたのは
山にいるからばかりでなく
海が近づいてきたせいかも・・
しれないな・・・なんて想いながら
カップルの巡礼者が描いてたであろう
落書きを眺めて
あ～そういえば・・・
新婚旅行でカミーノ歩くなんて
ツワモノもいるみたいだね～
ただただ・・
時折シャッターだけ押しながら
黙々と歩く
出発前には足の心配を一番にしていたが
北海道歩き旅の経験を元にしたおかげで
肉体的に強化されていたことも有るけれど
自分の限界と「ゆとり」を常に自分に言い聞かせて
いたおかげで・・・ここまでマメこそ出来たが
特に強い痛みを感じることも無かった
だが・・楽だと感じるのは
そんな肉体的なことではなく
ただ・・目の前の道を日々進めばいい
ってことなんだよね
分かれ道には必ず
矢印が正しい方向を示し
道を外れ迷いかければ
村の人々が道を示してくれる
地図すらも距離を測るための目安程度で
なくてもなんとかなる道
全て、この道を守り、維持している人々がいる
おかげなんだけれど
なにか・・物足りなさを・・
感じ始めた
だから・・楽だと感じるんだろうと思う
でも・・楽であるから
普段の煩わしいことから開放され
思う存分に道と自分とに対面し会えるんだろうね
インナースペースの旅をするには・・
本当にカミーノは偉大で特別な道だ
でも・・そろそろ窮屈さを１００ｋｍを切って
感じ始めた
その窮屈な思いがメンタルを疲れさせ始めたの
かもしれない・・・
早く終わらせたい気持ちと
まだまだ・・この道を歩き続けたい気持ちが
ぶつかり合い・・心を揺らす
ポルトマリンまで５ｋｍほど手前で
お洒落なカフェを見つけ
朝食をとることに
DAY３１－２ 支え へつづく
02/03 12時公開
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