07/30 カミーノ歩き旅 ２１日目の出来事 その１
これまでの歩行距離 ９７０５３７歩 ６００．４ｋｍ
サンチャゴ・デ・コンポステーラまで 残り２８５．６ｋｍ
人のまばらな大部屋で
イビキ怪獣に睡眠中変身するものもなく
グッスリ睡眠・・・・・
夢・・・・
見たのかも知れないが・・・
記憶には無かった・・
いや・・・消されてたのかもね！
普段なら鳴り響く、誰かの携帯のアラームなんかで
目を覚ますのだが
この日は静かに・・・パッチリ目覚めた
とにかく・・・よく眠れた
歯を磨きながら外にでると
月と金星が輝いていた
なんとなく・・・
カリンバでも弾いてみようかと・・
しばらく一人・・・
交信を・・・試みる
・・・・・・・・・
え？！
返信あったか？
音速ってさ～
遅いからさ・・・・・
届くのに時間かかるんじゃないかな～？！
まぁ～送ったから
気が向いた時にでも
ひょっこり返信あるんじゃないかなぁ～？
ね！
海に投げる
ボトルに入れた手紙みたいなものですから～
そんなこんなで時速４ｋｍ程度で
１００万歩を目指す朝はスタート
ホタテ貝も新しくなり
メモ帖も2冊目に取替え
なんだか気分一新
ん・・・寝てる間に・・やっぱなんかあったかな？
何かの気配に
ふと・・振り返り
目に飛び込んだのは・・・
はて・・・飛行機雲か
流れ星か・・・
はたまた・・・
ん・・・タイムスリップ？
中世の格好をした・・巡礼者が
もの凄い歩くスピードで
「ブエン・カミーノ」と・・・
抜き去っていった
月と昇る間際の太陽が織り成す
刻一刻と変化していく
遠くの虹を目指し
過去と現在が交差する
中世から巡礼者の歩んできた道を
1歩向こうに常に待ち受ける未来へ
テクテク
まぁ～過去の格好の巡礼者に
華麗に抜き去られるペースだけどね！
はい！マイペース
昔の巡礼者は歩くの早かったそうだからね～
日光街道とか歩いてる時にも思ったが
わたしゃ飛脚にはなれんな～
でも誰にでも朝日は昇る
よく眠れたあとの朝日ってのは格別ですね～
西へと向かいながら
東から昇る朝日を振り返る
前ばかり見て歩いてたら
見えない光景
時に進む方向に背をむけ
振り向かないと見えないものって
結構あるもんだよね～
なんてね！
太陽が昇りはじめたら
グズグズしてられない
気温がドンドン上昇してきますからね～
テクテク
まだまだ高く輝く月を目指して
西へ
テクテク
ん・・？
またなんか・・・現れたぞ～
ＤＡＹ２３－２ スペイン版：弁慶物語の町 へつづく
12/23 12時公開
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