07/18 カミーノ歩き旅 9日目 その4
ここアゾフラの町は実は私がカミーノを歩いてみたいと
思ったきっかけとなるパウロ・コエーリョ著の
「星の巡礼」にも登場する町
まぁ~同じルートを歩いているので
物語に出てくる町はここだけではもちろん
ないんだけど
「第9章 死」に登場する町なのです
パウロ・コエーリョはガイドと共にここまで歩いてきたのですが
この町で始めて1人となります
内容紹介は長くなるのでカットしますが
興味があったら読んでみてね
まぁ~そんな町でベット2つの同室に少し遅れて現れたのは
同じくパウロ・コエーリョの本を持っていたオジサン
ん~あんまり話をしない人だったので・・・
印象も薄く覚えていないが・・北欧のほうだった気が・・
私以上に疲れ果てた感じだったので
テラスへ
照りつける太陽の下、上半身裸で足を水に
浸けると・・・
「はぅ~~」って声が漏れるほど快適
しばらく「星の巡礼」をペラペラ捲ったり
カリンバを弾いたりしながらノンビリ過ごす
えらい個性的なチャリで巡礼してるって人と
少し話をする
もちろん自作で本職が彫刻家だそうで
これまでの自分の作品をアルバムにして
持ち歩いていた
あまり英語を話さないスペイン人なので
身振り手振りでほぼ会話
なぜか・・・水筒でのワインの飲み方を教えてもらう
流れに
陽気なオッサン
これも自作らしいが・・火縄式ライター?
ん~欲しいぜ!
どうにも・・・意気投合するんだよね・・・
こういう人・・・言葉通じないけど!!
お互いのカメラで記念撮影までして
ワインの水筒を回す
基本・・酒に弱い私は・・・フラフラダウンで
部屋にもどりシエスタ
同室のオジサンも寝てた・・・
「生きたまま葬られる実習」でもしてて・・
寝ちゃったのかもね・・なんて思いながら
私も・・・爆睡
2、.3時間ぐっすり寝たあと
再びテラスへ
同室のオジサンは、まだ夢の中
イビキ怪獣ではなかったのでホッと一息
昨日同じ宿だった人がけっこういて
皆さんとコミニュケーション
1日20kmを上限にして歩いている人が多いようで
私以外はほとんど顔見知りだそうだ
年齢が私より上の人ばかり
60↑の女性なんかも
荷物は宅配サービスで毎回次の宿に送ってしまうとか
最近は便利なサービスが多いらしいね
20km上限で、荷物はほぼなし(水などの必要最低限のみ)
で午前中で毎日打ち切りなら
高齢でもたしかに無理はない方法だよね~
いろんな巡礼の仕方が現代はあるってことね
しばらくそんな話を聞いていたあと
どうしてかは・・?は覚えていないんだが
一人の男性と食事をしにいくことに
この人
ひげ面の少し疲れた感じのオッサンにしか
見えなかったんだけど・・・
アイルランドの神父さんだそうだ
12年神父をしているそうだが
神学校でて直ぐ神父になったわけではなく
今の私の歳くらいの時に神父になったとかで
それまでは普通に仕事をしていたとか
うん!庶民感覚があるせいか親しみやすい感じだよね
で・・その神父さんと無宗教の私は
宗教とか人生とかについて話し
もちろん・・「死」について
語り合った・・・不思議な食事の時間だった
カミーノならではの思い出深い食事でした
2時間近く・・町の真ん中のテラス席で
巡礼者用の食事とワインを楽しみ、町行く人々を眺め
互いに話をした貴重な経験でした
互いに、ほろ酔いで宿に戻ろうとすると
日が沈み始め
私は神父と別れ、ひらけた場所へ移動
オレンジに染まるアゾフラの町をしばし
堪能して
22時就寝
隣のおじさん・・また寝てた・・・
まぁ~軽い寝息立ててたから・・・生きてるけどね
07/18 31475歩 19.5km
累計 408107歩 252.4km