序章 その2 (巡礼手帳と証明書)
今回はカミーノに参加する上での必需品であり
巡礼者であることを道中、証明してくれる大切な巡礼手帳と
巡礼を終えたことを証明する紙について書いてみたい
物語が進行していく上で何度も登場してくる小道具の1つと
考えてもらって構わないが、僕の物語の中では
もっとも重要な小道具であると思う。
この巡礼手帳だが出発場所によりデザインが異なる
なぜ2つあるのかというこについては物語の進行の中で
語りたいと思うが左がフランス発行のもの、
右がスペイン発行のものである。
この手帳を持っていることで
様々な特典のようなものを受けることができるのだが
水戸黄門の印籠のような力はもちろんない。
だが旅の記録としては私自信にとっての
宝物となった手帳である。
さらに現在は最後の100kmを歩きで、
もしくは200kmを自転車で辿ることで
巡礼証明書というものを発行してもらえる
左がサンチャゴに到達し巡礼を終えたことを証明する紙
通称コンポステーラと呼ばれている
おそらく90%以上の巡礼者がこの紙を貰うために
サンチャゴを目指し、そして巡礼を終えたことを公式に
証明してくれる大事な紙
ついでに帰り道の航空券等の割引などが提示することで
受けられたりするとのことで特典も多いらしい
右は中世の時代の世界の終わりと呼ばれていた
フィエステーラを訪れたことを証明する紙である
サンチャゴから更に西に約100kmほど進んだ
スペインの西の端であり
「ここに地果て海が始まる」そんな場所を訪れた
ことを証明してくれる紙
どれも大切なものであったのだが
今、僕の手元には1つだけ無いものがある
なぜ無いのか・・・・北海道の旅の時のように
道端で落としたわけでは決して無い
今回も旅の途中で落し物を、北海道以上に
したような記憶も・・・あるにはあるのだが・・・
まぁ~説明はしない
その説明は物語の後半で語ることにしよう
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