これまでのスペイン・カミーノというタイトルから


これからの旅物語を書く上で便宜上


CAMINO DE SANTIAGO というタイトルに変更をいたしました


あくまで便宜上の仮タイトルであり


今回の物語は、いつの日か改訂版として書籍という形にできればと考えています。





海月漂流記-Camino

で、まず始めにカミーノってのは、いったい何なのかってのを


大幅に端折り簡単に説明すれば、キリスト教カトリック版のお遍路さん


であり、サンチャゴ・デ・コンポステーラはカトリックにおける三大聖地の1つ


らしい。ちなみに他の2箇所がローマとエルサレムとのことである。



これ以上の情報を求められる方はWEBで検索してみてください。


おそらく膨大な量の歴史、背景が容易に拾えると思います。




で大事なことであるがこのカトリック版のお遍路さん、宗教に関係なく歩くことが


できます。むろん私もカトリック教徒ではないし、それどころか無宗教な人間であり


宗教そのものの存在や必要性は理解できるものの


現代における宗教の教え、とういものに対しては


いかなる宗教にも属するつもりも無く、また今後もそうありたいと思っています。



なぜ・・私がこのカミーノを歩いたのか・・なんて切欠話もこの旅物語を綴る上で


語る必要があると思っていますが、それはまた後日に




海月漂流記-Camino


序章 その1というタイトルをつけた今日は


いきなりではあるが・・カミーノ巡礼、約1100kmを歩き通した時の感想を


記憶が色褪せてしまう前に綴りたいと思う。



私にとってのカミーノ(道)、それはライト・トンネルであり、


サンシャイン・ロードであった


コンポステーラとは星の降る野原であり、ミルキィウェイなんて意味合いもあるなんて


話を巡礼中に耳にしたのだが、私にとっての星は人々であり、


私を巡礼中もっとも強く照らしていたのは紛れもなく


太陽という星であった。


また多くのカミーノ巡礼経験者が語るように人生そのものではなかった。


自身のこれまでの人生と照らし合わせるならば・・・


「なんてイージーな道なんだ!」ってのが


まず思い浮かんだ偽らざる感想である。確かに長い道のりで


興味深い道ではあったが


だれでも時間さえかければ歩ける道であり、ただ目の前にアル道を辿る


それだけの道であり、自身の道を切り開く必要がなく、迷うこともない


宗教の教えの真髄と導きを目の当たりにするような経験であり


言葉で説明することがとても難しいような巡り合わせも体感し


たしかに何かの導きのようなものや加護のようなものを感じたこともあり


自身のこれまでの人生の一部や経験を振り返る事もできた。





だが・・やはり、の初めてのカミーノは「簡単な旅」であった。


宗教心の欠如、信仰心の無さがゆえと言われればその通りなのかもしれないが


やはり、巡礼が終了して1ヶ月経った今もその想いは変わらない。



だが多くの出会いをもたらしてくれたことに感謝したい、


そんな偉大な道でもあり、知らなかった世界を覗かせて体験させてくれた


素晴らしい道、やはり特別な道でもあった。


幾多の星達が様々な思いを込め、歩き辿ってきた時の


思念と、この道を守り、維持してきた人々の想いが籠められ


過去と現在を繋ぐ道、そして交差していくような感覚を覚え


未来へと続いてはいるのだが・・・


少し小さい世界で、また狭さと窮屈さをも感じるそんな道であった。


大河ではあるのだが海ではない、そんなことを想った。


だが、自分のこれまで密かに抱いていた想いに、ひとつの


回答と自信を与え示してくれた・・・そのことに深く感謝したい


そんな道が CAMINO DE SANTIAGO であり


これからその物語を綴って往きたい







忘れられない偉大な旅


この物語は私自身の旅であり、また新たな旅路の始まりを


与えてくれた道であることは間違いがない。



取り留めの無い意味のよく解らないループ話になってきたので


カミーノに従い次の話に移りたいと思うが今回はここまで!


チャオ!



序章その2 巡礼手帳と証明書 へ



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