オバマ次期大統領を「支持」、そして「変革」に期待する豪華アーティスト達(ライオネル・リッチースティービー・ワンダー、・・・)20人が結集した公式応援アルバム 「YES WE CAN」 が日本でも12月17日に発売されるそうだ。また、人種差別撤廃を訴え68年に暗殺されたキング牧師の有名なスピーチ「I have a dream」も楽曲中に使用しているとの事。全米の病んだ心に響く曲は、大ヒット間違いないだろう。

音楽ではないが 「YES WE CAN!」 の連呼が聞きたくなり、ユーチューブでオバマ次期大統領の演説を繰り返して見た。絶妙な間の取り方や、身振り、発声法など、聴衆の心理操作は何度見ても素晴らしいし、聴衆を震撼させる雄弁術は恐らく私でも?真似する事は出来ないだろう。オバマ氏は聴衆に呼びかける際に、褒めて、おだてて、決して非難したりせずに夢や未来を熱く語る。理屈っぽい政策や、どこかの国の選挙みたいに数値目標を並べたりはしない。

ある社会心理学者の話であるが、企業は「変革」や環境変化への対応には、経営者への信頼が必要で、人の心の舵取りを間違えると働く人は、会社や経営者に対して信頼を失ってしまうとのこと。最近、倒産する上場企業が増加しているが、経営者が従業員を大声で非難し、罵倒し、夢や未来を打ち砕くような会社は、潰れなくとも決して浮上する事は出来ないだろう。

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バラック・千田川