仲間が事故で死んでしまったと聞かされた。
突然だった。
笑って私の名前を呼ぶ声と、ふざけながら楽しそうにしている姿だけが脳裏を巡って離れない。

最後に掛けられた言葉は何だっけ?
最後に伝えた言葉は何だっけ?

思い出せない。
また会えると思っていたから、別れ際にかける言葉に頭を抱えてなんていなかった。
また会う日を楽しみに待っていたから、別れた後も胸は踊っていた。

最後だと分かっていたら、別れ際、最後の一言にどんなセリフを選んだだろう。
その言葉を絞り込むのに、何日、何ヶ月、何年の月日を使い込んだだろう。

突然、亡くなった。なんて言われても実感なんて湧かない。
まだ、同じステージに立って、同じ夢を持って頑張っている気がしてしまう。
電話をしたら出てくれそうな気がしてしまう。


人の死とは突然で。
別れの瞬間はあっという間で。
そして死はとても理不尽だ。

どんなに毎日、人に善意を使おうとも救いの手は振りほどかれる。
年齢も、時間も、場所も、選ぶ事なんて出来ない。


両親に感謝の気持ちを伝えて去ることも、最後に彼女を強く抱きしめ涙を拭ってあげる。なんて事も出来ない。


きっと、結婚しようかなって考えてたよね。
明日は何しようかなって考えてたかな。
今日も家に帰ってたら彼女にどんな話をしてたかな。


私はあなたの最後に、「               」なんて言葉をかけようかな。


いつか時期になったら会いに行きます。
それまでゆっくりのんびり、待ってて下さい。


一生同期。一生仲間。
あなたの事は忘れません。