『十五夜の月』と言えば中秋の名月 




中秋の月見は、月の見える縁側などに机を置き、
薄(すすき)やその他の秋の花を飾り、

里芋や枝豆、茄子などの野菜や梨や柿などの果物、
そして団子を供えるというのが一般的です。

この中でも里芋や豆、そして団子は定番の供え物となっており、
そこから中秋の名月は「芋名月」「豆名月」と
呼ばれるようになりました。


また、もう一つの供え物の定番である団子についても、
その年に収穫された新米を用いて作ることに
強い拘りのある地域も多いのは、

この十五夜の祭がこうした作物の収穫祭の性格を
帯びたものであることを感じさせます。