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筑波
四月。
長かった冬から木々たちが目覚め、緑黄色に色付き始めた頃。
狭き門を開いて颯爽と歩みを進める、将来を夢見る若人たち。
各々の未来を豊かに膨らませながら一ヶ所へ向かって歩く。
ここは、ある国立大学のキャンパス。
研究学園都市として知られ、優れた英知が集う場所だ。
その中に、一人の青年が周りと同じように入学受付をしていた。
「え・・と・・・・はい。・・・・人間学部です」
受付の担当者とちぐはぐな会話をしながらやりとりをする青年。
「ふう・・・なんか良くわからないけど手続きは終わったみたいだ」
入学の手続きを済ませた彼は足早にキャンパスを後にした。
「さて、どうやって行けば良いのか・・・」
彼は地図を見ながら駅に向かった。
・・・・・・To Be Continue
プロローグ
四月。 この国における区切りの月。
人によっては新たな序章であり、また人によってはリセット出来る大事な時でもある。
茨城県結城郡、筑波サーキット。
ここで将来を夢見る男達が出逢う。
これは、フィクションである。


