太陽が沈むと
月は登る
夜、静かに月は星の光でできたハープを弾きながら、
星と共に子守唄を唄う
みなが夜必ず眠るのは月たちが子守唄を歌っているから
そして、みなが眠りについた時、
その優しいまなざしでみなを見守っている
ああ、麗しきその姿
遠くからではなく、近くで見てみたい
でも、彼女は許さない
自分は醜いと知っているから
遠くからみると麗しき姫、
でも、近くでみると
まるで醜い呪われた姫
彼女はみなに笑われるのが嫌だから
自分が綺麗に見えるような場所で
私たちを見守る
そして、朝になると隠れてしまう
その醜き姿を見せないために・・・
