娘が誕生してから

帝王切開で生まれた娘は、呼吸が上手く出来なくてNICUに入りました。

NICUに入るとスクリーニングで全身をエコーで見てもらえるのですが、そこで異常がわかりました…

脳の中に側脳室といって髄液が入っている場所があるのですが、その中に嚢胞があると。

その嚢胞は妊娠中にサイトメガロウィルス感染(CMV)して、母子感染した赤ちゃんに出る所見の一つらしいです。

CMVはありふれたウィルスらしく、成人女性の7割が抗体を持っているらしい。

感染したら様々な症状があるけど中でもよくあるのが難聴。

感染した子どもの尿や唾液から感染するらしいですが、1人目なので小さい子に接する機会なし。

妊娠中に土いじりとかしたか聞かれたけど、身に覚えがない…

何か身に覚えがない？と聞かれ、そういえば妊娠初期にダニ？にたくさん噛まれたって話をしたらそれかなぁ…と。

娘の採血等をしたら感染したかどうかが分かると言われ、検査したところ陰性でした。

抗体を調べたところ抗体なし。娘に抗体がないとう事は私にも抗体がないという事みたいで、次の妊娠時は気をつけてと言われました。

それから念のためにという事で、生後５日でMRIの検査をしました。

やっぱり脳室内に嚢胞(上衣下嚢胞)があるけど、それ以外は特に異常なしでした。

新生児聴力スクリーニングもしましたが異常なし。

嚢胞がある事で発達遅延もあるかもしれないから、発育発達の経過観察をしていきましょうと言われました。

ここまで苦労して苦労して何とか無事に生まれたのに。

産後で初めて育児で不安定な時に娘の将来が心配になったのと、そういうふうにさせてしまった娘に対する申し訳なさ…いろんな事で更に気持ちが不安定になってしまいました。

その後 娘が産まれるまで

思い出しながら書いてますが、なかなか忙しくいのと文章下手で書くのに時間かかるのもあって先に進まない

過去を振り返ると…

2014.2月　男性不妊が発覚

2014.5月　不妊治療開始　

2014.6月　採卵15個　全てICSIで8個凍結

2014.10月　胚移植3回目で妊娠

2015.1.22  ポッター症候群で1人目妊娠5ヶ月で亡くなる(男の子)

2015.2月末　子宮内に少量の胎盤が残っておりそれが胎盤ポリープとなって大量出血し意識消失。子宮動脈塞栓術で止血

2015.4月　旦那の精索静脈瘤のオペ

とここまでは書きましたが、その後も色々ありすぎたのでまとめて書きますと…

2015.5月　胚移植して妊娠

2015.11.3  胎動消失。翌日子宮内胎児死亡(24週)がわかる。

2015.11.11  2人目誕生死(男の子)

 不育症を疑って主治医に相談するも検査不要と言われる。

2016.3月　主治医を変えて不育症検査を受ける→抗リン脂質抗体陽性(IgM)

2016.10月　胚移植して妊娠するも途中からうまく育っていかない。

2016.11.15 稽留流産

2017.1月　この時点でまだ受精卵はあと3個ある。何度も不幸に見舞われるのでなんとかこれを打破するためにも春になったら採卵からもう一度チャレンジしたいと旦那に相談→オッケーしてくれる。

通院していた病院まで遠く、雪の心配もあったので胚移植は春までお休み。この間近くの病院で人工授精を2度するも陰性。旦那はオペしてから1年9ヶ月経過。精子濃度2000万mlぐらいまで増加する。

2017.4月　16個採卵。うちIVFで6個、ICSIで5個凍結する。OHSSがひどかったので新鮮胚の移植はせず。

2017.6月末　IVFの胚移植2度目で妊娠。不育症なので妊娠分かってからヘパリンとアスピリン開始

2017.7.15  大量出血で入院。絨毛膜下血腫の診断で5日間の入院。アスピリンは継続して服用し、ヘパリンはしばらく中止となる。

2017.7月末　切迫流産の診断で仕事は休む

2017.8月　旦那オペしてから2年4ヶ月。精子濃度4800万mlになって経過観察終了。

2017.9月ごろ　出血が落ち着いたのでヘパリン再開

2017.10月上旬　1ヶ月後くらいには入院になるかもしれないから心づもりはしといてと主治医に言われる。

2017.11月半ば　子宮頸管短縮のため切迫早産で入院(24週)

2017.12月半ば　さらに状況悪化。28週で子宮頸管14ミリになり、NICUのある病院へ転院

その後は状況が落ち着き…

2018.1月　32週でアスピリン終了

2018.2.14   予定帝王切開なので、前日夜までヘパリン　　　　　する。

2018.2.15  37週2日　第一子女児誕生　逆子のため予定帝王切開で出産した。

1人目が生まれるまで長かった…そして妊娠したら経過が大変でした。

まさか3ヶ月も入院する事になるとは…

そして無事に生まれるだろうかと毎日心配してました。1人目のポッターが分かった16週や、2人目が亡くなった24週になると健診を受けるときは大丈夫かな？と毎度ドキドキしてました。

娘が生まれて安堵したのも束の間…生まれてからも色んなことが待ち受けてました。

赤ちゃんが亡くなってその後

赤ちゃんが亡くなった後、旦那に精索静脈瘤のオペの提案をしました。

凍結受精卵はあと5個ありましたが、それが全部だめで次の採卵ってなった時に良い状態の精子がいいなと思ったんです。

精索静脈瘤のオペをしてもすぐ値が良くなるわけではない、良くなるのに何年かかかるよと教えてもらっていたので。

モヤモヤしていたので旦那に頼んでみたところ本人もしたいと言ってくれました。

泌尿器科の先生にこれまでの経緯を説明し、2015年4月に精索静脈瘤のオペをしました。

振り返って考えると、このタイミングでして良かったです。本当に…