伝染病とばい菌の関係(岡田茂吉医学論より) で、現代のウイルスを考える | akyoonの異端の医学と不思議な情報

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医学や健康医療の【トンデモ論】を主としています・
本人はいたってまじめ。 しかし自分で自分を検証できないので、眉唾と取捨選択が必要。

先回と似たような題名ですが・・・

 

 

昔は病原菌が主流

 

現在はウイルスが主流

 

原理は同じだが、形態は異なるでしょう。

 

ーーーーーーーーーー以下引用ーーーーーーー

 

伝染病と黴菌

抗毒素とは何乎(か)


昭和11(1936)年5月11日執筆

 西洋医学における各種病原は、黴菌という事になっている。そうして黴菌の侵入によって病気発生となり、それが治癒されるのは、その血液に抗毒素なる一種の殺菌作用が発生するという解釈である。

 しからば、その抗毒素とは一体何であるか。この点医学では未だ発見されていないのである。それは、新たに抗毒素なる一種の原素が自然発生するように思うが、決してそうではないのである。

 又、医学では種々の病気に対し免疫という事を言うが、これも抗毒素と同じ意味である。

 前述のごとく、抗毒素なる原素が無いとすれば、それはいかなる理由であるか、その説明に当ってまず順序として、病気発生から説いてみる。まず病菌が血液又は組織に侵入し、猛烈な勢で繁殖しつつ、ある程度に至ってその勢は漸次衰退する事実である。それが病気軽快であるのは勿論である。


 しからば、何故に菌が繁殖するのかと言えば、それは菌を養育すべき栄養即ち、解り易く言えば、血液中に菌の食物が豊富に在るからである。菌の食物とは何か、それは血液中に在る不純物である。血液以外の存在物である。

 ここで、血液の本体を明かにしてみよう。元来血液なるものは、血液そのものであって、絶対に他の何物もないのが真の血液である。そうして、純正血液の保有者は、決して病には罹らないのである。故に、真の健康者とは即純正血液の保有者である。

 しかしながら、人間が社会生活をなすにおいて、血液の純正を保つ事はなかなか困難である。どうしてもある程度濁らない訳にはゆかないのである。故に、造化神はこの濁り即ち血液以外の不純物を排除し、絶えず血液の純正を保つべき作用を人間に与えてあるのである。その工作の一種であるのが各種の病菌である。というよりも黴菌の発生すべき自然装置である。


 右のごとき、黴菌自然発生の装置とはいかなるものであるか。それは清潔な所には発生せず、より不潔程発生する事である。何となれば、黴菌なるものは一個の掃除夫とも言うべき役目のもので、清潔には掃除夫の必要がないが、不潔であればこそその必要がある訳である。しかし、ここに面白いのはその掃除夫は他から傭って来るのではない。相応の理によって不潔そのものが生むのである。そうして自分を生んだ不潔物を、それから生れた掃除夫が掃除をするという事は、いかに巧妙な方法であるかに、感歎せずにはおられないのである。

 この理は人間に対する場合、広義に解釈しなければならない。それは不浄血液の人間が、社会に増加すると同じ程度において黴菌も発生するという事実である。かように森羅万象は、必要があって存在し、発生し、必要だけの活動を為し、必要量の繁殖をするのが法則である。ただ人間の眼に、その必要不必要の真相が映り得ないだけのものである。


 これ故に、人間の健康を阻害する、血液内の不純物を除去する掃除夫として、黴菌なるものが発生し存在するのである。しかるにこの掃除夫が不純物を掃除する方法としては、その不純物を食する事である。食しつつ生殖作用を営んでは繁殖してゆく。そうしてその食物が欠乏するに従って漸次餓死してゆくのである。この場合血液は絶えず循環しているから血液全部に伝播するのは勿論である。そうして、病菌餓死と共に血液は純化されるからその病気は治癒するのであるから、宛(あた)かも抗毒素なるものが醸成されて治癒したごとく見えるのである。
 黴菌に種類があるのは、不純物に種類がある事も面白いのである。


 この理によってみれば、黴菌そのものは、人間が健康を持続する為の血液浄化の役目を果す重要なる存在であって、もし黴菌の発生がなかったら、幾千幾万年の後には、人類は滅亡するであろう事は想像されるのである。故に黴菌が人体を犯さないまでに予防し得たとして、果して人間の健康はどうなるであろうかを説いてみよう。


 血液の掃除夫である黴菌を近づけない事に成功したとすればその結果は益々血液の汚濁である。それが自然浄化によって不純物の残渣(ざんさ)が作られ、一種の毒素となって頸部から肺尖部へ溜結する。それが進んで肺結核となるのである。又、不純血液が浄化されない毒血のままで脳を犯すそれが脳溢血である。近来、肺結核、脳溢血、近眼、その他病患者激増の真因は、この原因による事も多いのである。

 最近当局の調査によれば、警視庁管内だけで急性伝染病に因る死亡者が一ケ年約五千人で、年々減少の傾向があるのに対し、慢性伝染病たる結核に因る死亡者は一万三千人、それも増加の傾向で、急性伝染病の方は届出通りの数であり、結核の方は届出よりも実際の方が多いに違いないという事である。これは全く右の私の説を裏書しているのである。即ち、古人の伝染病を予防し得るとするも、その結果千人の結核患者を作っているという訳である。



DATE:2010/02/04 07:37
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『天国の福音』昭和22(1947)年2月5日発行

 今日医学においては病原はことごとくといいたい程黴菌によるとされている。そうして微小にして顕微鏡でも見る事を得ない黴菌を濾過性黴菌と称している。
 医学における解釈は次のごときものである。
「感冒、ジフテリヤ、百日咳、麻疹、流行性耳下腺炎等の病気は、泡沫伝染という事になっている。これは戸を閉め切った室内や乗物の中で、患者のくしゃみや咳嗽の際など、霧のごとく唾と一諸に飛出し、空気中に浮遊しているのを吸込んで感染するのである。そうして老人は比較的免疫になっており、青年特に小児が侵されやすく、患者に一メートル以上接近してはならない」という事になっている。かようにほとんどの病気は黴菌によるというのであるから、これを信ずるとしたら現代人は生きて行く事さえ恐怖の極みである。
 もし医学がいうごとくでありとすれば、社会生活などは到底不可能であろう。まず汽車、電車へ乗る事は危険である。隣の乗客は何かの伝染性病気に罹っているかも知れない。窓を閉め切れば満員の際など少なくとも数人以上の結核患者はもちろん他の伝染性患者もいるであろうから、空気伝染の危険は免れ得ない。また人と談話する事も危険である。先方は伝染性疾患を保有しているかも知れない。といって一々三尺以上はなれるという事は実際上不可能である。その他劇場、映画館等多数人のいる所は危険千万である――という訳になろう。
 故に、医学の理論を信奉するとすれば、まず社会と全く絶縁しなければならない。すなわち山奥の一軒家か、海上遥か沖合に出で船住居をするより他に理想的方法はないであろう。吾々が割合恐怖感に捉われないで生活し得るという事は医学の説を丸呑みにしないからである。
 そうして右のごとき空気伝染以外一層危険であるのは、銭湯へ入浴する事はもちろん、手指の接触による場合、すなわち電車の吊皮、扉のハンドルまたは貨幣であろう。特に貨幣が多数人の手指に触るる関係上黴菌の巣窟ともいうべく最も危険とみなければならない。これについて左のごとき調査報告を示してみよう。

「北大医学部衛生学教室阿部三史学士が、郵便局、銀行、市場、デパート、食堂、食料品店、個人等多く利用されるところから十円札、五十銭銀貨、拾銭白銅、拾銭ニッケル、一銭銅貨等取り交ぜ三百四十五個を集めその銀貨なり、札なりに付着している黴菌を研究した結果、左のごとく大腸菌、パラチフス菌、葡萄球菌、コレラ菌、分裂菌等々、数えきれない程の黴菌が付着していた。これ等はいずれも人体に害を及ぼすもので、殊に小さな子供等が、無心で銅貨銀貨等をなめているなど大いに注意を要するものであり、一方多くの人は、銀貨、銅貨に、結核菌が付着していると思っているだろうが、阿部氏の研究では結核菌は案外少なく、人体に及ぼす程の偉力はないと言われている。

   「各種貨幣の黴菌数」(昭和十一年六月調査)
 まず拾円札、五拾銭、拾銭、一銭各一枚にどれだけの黴菌が付着しているかと言うと、
△ 拾円札には、普通黴菌が最高十六万九千百五個で
平均五万二千四百九十一個
△五拾銭銀貨には    平均千五百五十九個
△拾銭白銅には       二千四百七十個
△拾銭ニッケル白銅には    二千二百三個
△一銭銅貨には         千三十二個
等である。

   「病菌の種類と数」
 更に大腸菌、チブス菌、パラチフス菌等がどれだけついているかと言えば――
△拾円礼には       五十四個
△五拾銭銀貨には       四個
△拾銭白銅には        三個
△拾銭ニッケル白銅には    一個
△一銭銅貨には        四個
――等で、拾銭ニッケル白銅が他の貨幣より少ない事は、発行されて間もない事によるもので、なお一銭銅貨には比較的黴菌の付着数が少ない事は、銅自身が持っている殺菌性に依るものである。

   「場所と黴菌数」
 しからば、どこで使われている貨幣に最も多くの黴菌が付いているかといえば、一番多いのが市場、次いで郵便局、日用雑貨品店、百貨店、食堂、菓子店、食料品店、個人所有等の順序になっており、個人所有が一番少ないが、これは財布の中に入れられている関係上空気が外部と異って流通しないため、付着した黴菌が培養されない為である」――

 以上によってみても、貨幣にはいかに多くのあらゆる病菌が付着しているかを識るであろう。しかしながら貨幣を手に触るる毎に一々消毒するという事は何人といえども不可能である。しからばこの問題はいかにして解決すべきやという事であるが、それは容易である。すなわち病菌が体内に侵入しても発病しないという健康体になる事である。しからはその様な健康体になり得るかというに、私の創成した健康法によれば可能である。
 しかしながら、病菌は医学でとなうるごとく恐ろしいものであるかというに、それ程ではない事を左のごとき調査報告によって証し得るのである。
 それは、昭和十年九月三日の読売新聞の記事によれば、「東京におけるバタ屋すなわち屑を扱う人間が一万二千人程いるが、市社会局では昨年十二月中旬、足立区を中心として認可のある屑物買入所所属の拾い子について詳細な調査を行ったが、二日その結果を発表した。それによると、あれ程不衛生な仕事に従事していながら、彼等の間に伝染病その他の病人の少ない事は意外である。そうして調査人員二千四百十五人の中、女子は僅かに六十人の少数であった。調査人員の年齢は三十一歳から五十歳に至るものが一二九九人を数えて、全員の過半数を占めている。健康状態は、慢性胃腸病患者が最も多く、次にアルコール中毒者という順序である。そうして、伝染病、肺結核、性病が割合少ないのである。すなわち二四一五人のうち、健康なるもの二一二三人、虚弱者八十五人、老衰者五十八人、不具者三十五人、廃疾八十五人、その他の疾病三十二人となっている 右の調査によってみても明らかなるごとく、病菌による伝染病はほとんど無いといい得る程である。しかも二六時中最も病菌に接触すべき職業者にしてかくのごとしとすれば、その意外なるに驚かざるを得ないのである。
 そうして一体この世に存在する限りのいかなるものといえども、人間に不必要なものはない筈である。もし必要のための存在であったものが人類の進化によって不必要となる時代になれば、そのものは自然淘汰されて滅消さるべきが真理である。故に人間が無用とか有害とかいうのは、そのものの存在理由が不明であるからである。すなわち人類文化がそれを発見するまでに進歩していないからである。この意味において、あらゆる病菌といえども人類の生存上有用の存在でなくてはならない筈である。
 そもそも伝染病といえども、他の疾患と等しく浄化作用であって、ただ伝染病においてはその浄化がすこぶる強烈であり、従って、急速に生命を奪われるために人間は怖れるのである。しからばいかなる理由によって伝染病は強烈であるかを説いてみよう。
 人体血液中の汚濁がある程度濃厚になった場合、汚濁の排除作用が発生する理由は既説の通りである。その排除作用を一層促進すべき必要が病菌の存在理由となるのである。
 病菌がまず食物または皮膚面から侵入するや病菌といえども生物である以上、食生活に依らなければ生命を保持し、種族の繁殖を計る事の出来ない事は他の一般動物と同様である。しからば病菌の食物とは何ぞやというと、それは血液中にある汚濁である。従って濁血多有者程病菌の繁殖に都合の好い状態に置かれている訳である。この理由によって発病者と未発病者との区別は、すなわち発病者は濁血者であり、不発病者は浄血者であるという事になる。また保菌者というのは濁血少量者であって、病菌が繁殖する程でもなく、死滅する程でもないという中間的状態である。
 以上の意味によって病菌なるものは人間中の濁血保有者に対し、速かなる浄血者たらしめんがための掃除夫ともいうべきものである。このような有用微生物を、医学は強力なる逆理的浄化停止を行う以上、死を招く結果となるのである。それのみではない。医学は免疫と称して種々の伝染病の予防注射を行うが、これがまた人間の浄化力を弱らせ体力低下の因となるのである。
 ここで注意すべき事がある。近来、膝下に小腫物の発生するものが多いが、これは、予防注射の薬毒が下降し溜結し排除されんとするためで、放任しておけば自然治癒するからなんら心配する必要はない。
 医学においては、白血球が赤血球中の病菌に対し食菌作用を行うというが、右の原理を知る以上問題にはならないであろう。また世人が非常に嫌う蝿なども、血液掃除夫を運搬するのであるから、彼もまた人間にとって重要なる存在であるがそれは現在濁血者が多いからで、将来浄血者が多数になれば蝿の存在理由が無くなるから自然淘汰さるる訳である。
 私は伝染の名を誘発ととなえるが本当と思う。本療法は濁血者を浄血者たらしむるのであるから、本療法が普及するに従い伝染病は漸次減少する事は必定である。


ーーーーーーーーーーーー引用終わりーーーーーーーーーー

 

 

注意  本療法・・・現代においては当時の効果は不明です。 
 さらに、信仰とか宗教に入る入らないという事はまったく無視して取捨選択してください。

 

 

この当時の医学知識を用いている箇所もあり、現代に通用しない点があるかも知れませんので、これも取捨選択してください。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーー引用終わりーーーーーーーーーー

 

現在のコロナ感染対策も似ているようですが

 

根本は「体内の汚染=血液の汚濁=細胞毒 ← 排除作用=浄化作用」

 

という事のようです。