みなさん、こんにちは。
前回から新シリーズ「人生を変える80対20の法則」編を始めました。
今日はまずこの80対20の法則の概念を学んでいきたいと思います。
圧倒的な成果を出している人や組織の考え方
まず80対20の法則を定義すると以下のようになります。
原因と結果、投入と算出、努力と報酬の間には、必ず不均衡が生じる。
一般にこの原因と投入と努力は2つのカテゴリーに分けられるといいます。
それは
- ほとんど影響力のない大多数
- 圧倒的な影響力をもつ少数
そして圧倒的に成果を出している人や組織は、その数少ない重要なことを徹底的に利用して
有利な状況を作り出しているということです。
この80対20の法則はなかなか実感できません。ゆえにもっと注意を払うべきなのです。
意識しようがしまいが、あなたの周りで常にこの法則が働いていて、うまく活かせば、日常生活が大きく改善しますし、
できなければこれまで通り多くの無駄と生きていくことになるのです。
80対20の法則を使ってゴールに到達する
この80対20の法則を使って、ゴールに到達する方法は2つあるといいます。
一つは、非生産的なものから生産的なものに資源を再配分すること
これこそ時代に問わず多くの経営者、起業家が成功した秘訣です。
もう一つは、資源の配分を変えずに、非生産的な資源の生産性を高めるべく、
生産性の高い資源を手本に学習し、力を入れるという発想です。
どちらの方法でもまずは80対20の法則を活用して、圧倒的な影響力をもつものを特定できるかがカギになります。
その上で前者では資源をその潜在能力を最も活かせる場所に投資し、後者ではその資源を養い育て、増やしていきつつ、
無駄なものは捨てるか、大幅に減らすということになる。
80対20の法則の使い方
これだけ力強い法則があるのであれば是非活かしてみたくなりますよね。80対20の法則の利用法は二つあります。
まず一つ目は80対20分析です。
これは定量的に原因と結果、投入と算出、努力と報酬の関係を分析し、可視化する方法です。
ビジネスに関わる方はこの分析に活用されている図表を過去に一度は見られたことがあるのではないでしょうか?
もう一つは80対20思考です。
これは定性的にデータ等を集めず、重要な問題をじっくりと考えて、法則が適用できるか見極める方法です。
この方法のメリットは手軽で、早く答えが出ることです。
問題の重要度に応じて、この80対20分析と80対20思考を使いこなすことで圧倒的に成果を上げ続ける人や組織に近づけるということですね。
80対20分析の活用の仕方の一例
この後の記事でさらに詳しく述べまずが、80対20の法則は強力な一方、いい加減な使い方をすると大けがします。
その一例として書籍販売を例にあげた分析が紹介されます。
ある分析で販売部数の約80%を20%の書籍が占めていることを示しました。
ならば、書店で扱う点数を大幅に下手してこの20%の書籍だけを店頭に並べるのが良いのでしょうか?
たいていの場合はこうすることで書店の利益は減ることが想定されます。なぜならばお客さんの多くは本屋に
豊富な本のバラエティーを求めて来店するためで、本が減れば客足が遠のくことにつながるでしょう。
売上に貢献するには同じ80対20の法則を使って、例えば売上の80%を出す20%の顧客が何を求めているのかを研究して、
追及することで独自性のあるラインアップの実現につながることも一つのアイディアです。
いかがでしょうか??
今回は80対20の法則の概念と活用法の一例を紹介しました。
販売戦略の立案にあたり、ただただテンプレートに当てはめた分析をするのではなく、機会を特定することを意識して、
80対20の法則を活用してみたいと思いませんか?
またこの80対20の法則をプライベートに活用する方法についても紹介されています。
次回以降は斬新な活用事例をさらに紹介していきたいと思いますので楽しみにしていてください。
というわけで今日も最後まで読んで頂きありがとうございました。
