チョーたまたま、マンガの方の「どうしても触れたくない」(ヨネダコウ)を読んでました。
非常に丁寧な作画(たまーに人物の胴体部分でデッサンが狂うのが気にはなるものの、他のBL系と比べたら抜群にうまい)がまず印象的で、特に人物の視線運びが上手い。
お話としては、美形の主人公(嶋くん)がノンケの上司(外川課長)に惚れるって話。
お、こう書くとなんか身も蓋もないな。
なんかまあレビューとかいろいろあるんで、マンガのほうはそちらを見てください。
個人的には、荒削りの部分も含めて、こういう話を描くというものが結実したいい作品だと思っています。オモシロイよ!
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しかし、商品のリードって大事ね…。
アイテムの力点というか焦点をどこにもっていくかで印象がわかれちゃうんだけど、BL系は総じてインパクト(to エロ)が大事にされるから、この話も「なんか変なコトしたくなるよ、お前……。」という外川課長のつぶやきがよくフューチャーされている。電子書籍とかさ。が、それは的外れデショ。どうせ抜粋するならば「出会わなければよかった/出会えてよかった」とかがふさわしいと思うんです。とか真面目につっこんでみたり。
閑話休題。
ほんで、ああ面白かったなーと思っていた矢先、こいつが実写映画化になるというニュースを発見。
やー。このファンタジーをどう実写で捌いたのか興味深いわ!と思ってたら、色々と神がかった偶然が重なり映画を見ることができまんた。おほ。
劇場で映画見るなんて久しぶり。。。とかまずその点に興奮しつつ、おでかけしてみました。レイトショーしかないってんで、子持ちにはつらい21時でしたが、なんかすげえ満席でしたよ。単館が埋まると、なんとなくほっとしてしまう。今月はよかったね、劇場!みたいなw。ま、劇場の収支を聞きに来たんじゃなくて、ホモ映画を見に来ただけの自分が心配することではないのですが。
映画の感想。
というか、原作ありきのBLを映画化した作品の感想?
・原作に比べると、圧倒的にはしょられている。
→とにかく短い。84分って見たときにいやな予感はしたけど、エピソードを積み重ねる原作のスタイルがやっぱりちょっと展開厳しくて、どうしても重ねてはしょらざるをえなかったのねえという感じ。BLユーザーの短気なアレにはフィットしていると思いますが、わたくしとしてはマッハすぎました。
・アレありき
→最大のファンタジーシーンをどうみせるか、にすごい気を使ったんだね監督!怒涛のようになだれ込み、そんなことでノンケがいかに美形でも男抱くか?という疑問は払拭できませぬでしたが、原作ファンの羞恥ゲージを超えないけどそれなりにあからさまに、というギリギリの線を攻めてきてます。そのさじ加減はいいですね。
・しまちゃん
→美人。演技指導の好みではありますが、肩はあまり内側に入れてほしくなかった。足さばきももう少し男らしくてよい。伏し目はよかった。できればそこに流し目を入れてほしかった。原作の視線誘導をうまくつかっても映えたお目目パチリの美形なのに。惜しい。
・外川課長
→BL読者の攻に対する深層心理は「理想の男性」だとおもっております。そおゆー意味では、非常に理想的な王子様でした。谷口さん素敵すぐる。一番見どころあったの彼。この映画のヒットは、たぶん外川課長こと谷口賢志(まさし)さんが素敵だからじゃね?と要訳しちゃったりするわけですよ。スーツ男子への煩悩ファンタジーが極まっている。
・小野田
→ぴったりフィット
・出口
→こら!誰だキャスティングしたやつ!!
・その他
→外川課長の初日のポロシャツ蒼すぎ。
なんかね、色がね、ここだけちょっと香港とかアジア映画っぽくなっちゃうんですよ。ウォン・カーウァイ系な感じの。
→TAGの廊下がきれいすぎる。
→外川課長の部屋はもっと汚く!
→窓空けすぎでしょ。いくら外を見せたかったにせよ。
→公園でメロンパンのときの、外川のサルエルパンツがちょっとやだ。
→システム開発課にしてはPCとか貧弱すぎ。
SEあるいはプログラマ設定だったら、ふつうやっぱデュアルモニターでコーディング画面くらいは演出でほしかったなあ。個人的なフェチでもあるけど。
なんか、口うるさい小姑みたいになってきたからこの辺でやめておこう。
ということで、原作比較しちゃうとしんどいし、映画としても正直しんどいんだけど、BL好きな層には確実に刺さる王子様(外川課長)を楽しむ、と割り切れば大変楽しめます。絵的にはしまちゃんも綺麗なので、あくまでもBL路線でいっても安心です。細かい演出はあまり気にしないで、そこだけ絞ってみるのが正解なのでしょう。
ともあれ、まさかBLの原作と映画をリンクで楽しむなんて時間がやってくるとおもってなかったので、本当に久しぶりに腐全開でとっても楽しかったでーす!ということで。
おしまい。