"2011年から人民銀行(中央銀行)は資金調達の動向を示す指標として社会融資総額を公表しており、中銀当局者は最近、これを金融政策の指標としていることを明らかにした。社会融資総額のなかでBAは振れの激しい項目だ。BAは国際的には貿易の決済手段として利用されているが、中国ではオフバランスの取引手段として使われている。人民銀がBAを社会融資に含めたのは、このような影のファイナンスを把握するためだ。
手形割引
受銀行にとって帳簿に計上する必要のないBAは、貿易取引のように信用状(LC)に基づいて発行する必要がなく、銀行側は輸入業者に対してBAの額面の10―50%を証拠金として預金するよう求める。
中国では商品購入、公共料金や税金に至るまでBAで支払う傾向があり、引き受け手は期日まで資金を受け取れないため、人民銀はBAを振り出し先への与信とみなしている。
手形割引
り引かれるケースが多く、割り引いて資金を振り出した時点で銀行はバランスシートに計上する必要がある。2012年9―12月に銀行の新規引き受け手形は5030億元で、一方で割引手形融資は5180億元の減少となっており、この額からみて銀行がオンバランスからオフバランス化しただけともいえる。しかし引受手形が増加している現状からすると、当局とのいたちごっごが続いていると言えそうだ。"